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シンセサイザーで音色を作ろう 〜#4 ダンス系シンセベース〜

こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。

前回は、シンセの音作りに必要なパラメータについて解説してきました。

シンセサイザーで音色を作ろう 〜#2 音作りに欠かせないパラメータ〜 シンセサイザーで音色を作ろう 〜#3 音作りに欠かせないエフェクト〜

 

今回からは実践編!ダンス系のシンセベースの作り方について解説していきます。

この記事ではこんなことがわかるぞ。

うさぼんぬ

シンセベースの作り方

 

シンセベースの作り方の手順は以下。

  1. オシレータを選択する(組み合わせる)
  2. VCAでアンプエンベロープを大まかに決める
  3. フィルターを調節する
  4. フィルターエンベロープを調節する
  5. 適宜エフェクトをかける
  6. 微調整する

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1、オシレータを選択する(組み合わせる)

すべてはここから。まずは波形を選びましょう。

今回は、ノコギリ波と三角波の組み合わせで作ってみます。

  • それぞれの波形を1オクターブ下げる。
  • ノコギリ波の特徴を出したいので、少しOSC1寄りのボリューム設定にする。
  • モノフォニックにする。

 

バランスは実際に音を聞きながら調節しましょう。

オシレータの設定は概ねこんな感じです。

 

2、VCAでアンプエンベロープを大まかに決める

次に、アンプエンベロープを大まかに決めてしまいます。

シンセベースの場合は、基本的にこの形で作ります。

 

今回は、サスティンレベル「最大」でディケイタイムは「0」に設定しました。

 

3、フィルターを調節する

次にフィルターをいじりましょう。

シンセベースを作る時のフィルターは、ローパスフィルターを選びます。

カットオフを下げて行くと、音色が変わっていくのが分かるかと思います。

高音域を削っていくイメージで、音色を決めていきましょう。

 

レゾナンスを上げると、アタック感が出て「ビョン」という音になります。

レゾナンスを上げた上で、カットオフをいじってみると音の変化が分かりやすいです。

 

これも音を聞きながらちょうど良いところを見つけていきましょう。

 

4、フィルターエンベロープを調節する

次にフィルターエンベロープをいじります。

フィルターエンベロープは、とりあえずディケイを上げた状態でパラメータを調節すると変化が感じやすいと思います。

 

ポイント

フィルターエンベロープは、周波数の時間の変化をつけることができます。

 

このシンセの場合、右側(+側)に回すと高域から低域に変化、左側(ー側)に回すと低域から高域に変化します。

 

作りたい音でどちらに回して、どれくらいかけるかを調節してみましょう。

 

今回はこれくらいに設定してみました。

 

5、適宜エフェクトをかける

最後にエフェクトをかけます。

シンセベースは空間系エフェクトをかけることは少ないです。

 

今回は、ちょっとパワフルな音にしたいので、歪みを加えてみました。

プリ(Pre)側にうっすらかけることで、音に力強さが加わります。

 

完成品

 

こちらが出来上がった音です。

 

ドラムとベースだけでも成り立つ、太いシンセベースになりましたね。

お手持ちのシンセでも是非ためしてみてください。

 

おまけ

同じような考え方で、ダンス系で使えそうなシンセベースを作ってみました。

 

ノコギリ波+ノコギリ波でブリブリシンセベース

 

OSC1とOSC2でオクターブになっているのがポイント。

エフェクトはポストで歪みをかけることで、ブリブリ感が強くでていますね!

 

ノコギリ波+パルス波でちょっと攻撃的なシンセベース

 

OSC2のパルス幅の調節でガラリと音が変わります。

低域が足りない分は、サブオシレータで加えてみました。

また、レゾナンスをちょっと高めにして「みょんみょん」感を出しているのもポイントです。

 

この記事のまとめ

 

いかがでしたか?

ご紹介した作り方や手順で、どんな楽器でも同じように音色を作ることができます。

実際に音を聞きながら試してみてください!

 

作り方まとめ

  1. オシレータを選択する(組み合わせる)
  2. VCAでアンプエンベロープを大まかに決める
  3. フィルターを調節する
  4. フィルターエンベロープを調節する
  5. 適宜エフェクトをかける
  6. 微調整する

 


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