こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
前回は、Van Halenの名曲「Jump」風ブラスの作り方について解説しました。
シンセサイザーで音色を作ろう 〜#14 名曲「Jump」風シンセブラスの作り方〜ぜひ作って、弾いてみてください!
今回は、TOTOの名曲「Africa」風シンセブラスの作り方について解説していきます。
うさぼんぬ
TOTOの名曲「Africa」風のシンセブラスの作り方
ご存知ない方のために、まずはこちら。
僕が高校生時代どハマりした曲です。笑
うさぼんぬ
というわけで、こちらの曲で使われているようなシンセブラスを作ってみました!
雰囲気は近くなったかなーと思います。
では、こちらの音の作り方をみていきましょう!
1、オシレータ
今回もノコギリ波の組み合わせです。
オシレータのレシピはこちら!
- OSC1:ノコギリ波を選択、「8’」に設定
- OSC2:ノコギリ波を選択、「8’」に設定
- OSC1:FINETUNEをほんの少し下げる
- OSC2:FINETUNEをほんの少し上げる
こんな感じのサウンドになります。
ポイントは、両方のオシレータのピッチをずらしてデチューン効果をかけておくことです。
2、アンプエンベロープ
アンプエンベロープはこのような感じで設定しました。
- アタックタイム:10
- ディケイタイム:80くらい
- サスティンレベル:MAX
- リリースタイム:40くらい
ポイントは、リリースタイムの長さ。
これによって原曲のようなフワッとした雰囲気になります。
3、フィルター
今回のキモはフィルターエンベロープです。
レゾナンスはゼロ、カットオフは下げ目にして音を柔らかくしましょう。
エンベロープでふわっとした雰囲気が出るように調節しました。
一気に近づきましたね!
4、LFO
今回もLFOでオシレータにモジュレーションを加えていきます。
LFO1を三角波にセットして、RATEは真ん中よりちょっと速いくらいに設定。
MODでかかり具合を調節します。
少しずつ雰囲気が近づいていますね。
5、エフェクト
最後はエフェクトで仕上げです。
音色の雰囲気はできているので、あとは空間系で整えてみましょう。
- ディレイは「LEFT:1/4」「RIGHT:1/8」でセット
- ディレイFEEDBACKは60〜70%、MIX量は40%くらいに設定
- リバーブ量は60〜70%くらいに設定
よい感じですね!
6、完成!
というわけで、完成です。
SOLO
DEMO
TOTO風サウンドのできあがり!
この記事のまとめ
いかがでしたか?
これまで紹介してきたシンセブラスとは異なったサウンドでしたね。
フィルターのカットオフやエンベロープをいじることで、フワッとしたシンセブラスもカンタンにつくれます。
ぜひ真似して作ってみてください!
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