こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
前回まで、シンセリードの音作りについて解説してきました。
シンセサイザーで音色を作ろう 〜#9 王道シンセリードの作り方〜 シンセサイザーで音色を作ろう 〜#10 ノイジーで攻撃的なリードの作り方〜 シンセサイザーで音色を作ろう 〜#11 R&B系シンセリードの作り方〜 シンセサイザーで音色を作ろう 〜#12 コード的なシンセリードの作り方〜お気に入りのサウンドがあれば、ぜひ作ってみてください!
今回からは、シンセリードの一種ともいえる「シンセブラス」の作り方について解説していきます。
うさぼんぬ
ダンス系からロックまで!これぞシンセブラスなサウンドの作り方
ポップスやロック・ダンスミュージックなど、色んなシーンで使える「これぞシンセブラス!」な音を作っていきます。
完成品はこちら。
近未来的でワクワクするサウンドですね!
さっそく作り方を見ていきましょう。
1、オシレータ
シンセブラスは基本的にはノコギリ波を使います。
今回のレシピはこちら。
- OSC1:ノコギリ波を選択、「8’」に設定
- OSC2:ノコギリ波を選択、「4’」に設定
- OSC2:FINETUNEをほんの少し上げてデチューンをかける
- OSC2:FMを少し上げて、サウンドにクセをつける
- OSC1とOSC2のバランスは同じくらいに設定
FMとデチューンがよい感じに出ています。
2、アンプエンベロープ
アンプエンベロープはこのような感じで設定しました。
- アタックタイム:0
- ディケイタイム:80くらい
- サスティンレベル:MAX
- リリースタイム:20くらい
聞こえはさほどかわりませんが、リリースの余韻があることでブラスらしさがでます。
3、エフェクト
最後はエフェクトで仕上げましょう。
今回は空間系とコーラスをかけてみました。
- ディレイは「LEFT:1/8」「RIGHT:1/8」でセット
- ディレイFEEDBACKは30〜40%、MIX量は15〜20%くらいに設定
- リバーブ量も15〜20%くらいに設定
- コーラス量を20〜30%くらいに設定
空間系・コーラスを加えることで音に存在感が増します。
4、完成!
というわけで、完成です。
SOLO
DEMO
ちょっと近未来的でかっこいいですね!
ダンサブルな曲やファンキーな曲など、賑やかな曲にピッタリのさうんどです。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
シンセブラスはシンセリードの音作りの延長で作ることができます。
ご紹介したようなサウンドの作り方を知っておくと、いろんなシーンで活用できるでしょう。
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