こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
毎週日曜日はまったりコラムの日。(まだ2回目)
今回は「演奏中の目線」について書いていきたいと思います。
うさぼんぬ
クラシックとポップスでは目線がそもそも違う
ぼくはクラシックピアノ未経験者なので、経験者の話を元に自分の考えを書いていきます。
クラシックは、グランドピアノに座って弾くことが多いですよね。
つまり、ステージに向かって右側(もしくは左側)を向いて演奏することになります。
加えて、クラシックは譜面を見て弾くことが演奏の一部だったりします。
対して、ポップスの場合。
ピアノやキーボードは、ステージから客席に向かって演奏をすることが多いです。
例外もありますが、客席向きのパフォーマンスをしていますよね。
なので、そもそも目線の向きが違うんです。
どちらも譜面を見て演奏することはありますが、ポップスは「目線」で与える印象が大きく変わってくるということです。
ポップスにおけるピアノ・キーボードの目線
最初にお断りしておくと、目線による良し悪しをいいたいわけではありません。
あえて目線を下げることで演出を助けることもあります。
目線によって「こういう印象になるよ」「こういう影響があるよ」というお話をしていきたいと思います。
バンドでも弾き語りでも、ステージから客席を見ることは正直恥ずかしいものです。
ついつい手元や譜面を見て演奏してしまいがちですよね。
ところが、客席からステージは目線によってこんな風に印象が違ったりします。
- メンバーとのアイコンタクトが頻繁にある
- 楽しんでいる
- 自信がある
- 楽しませようとしている
- 演奏に集中している
- 譜面にとらわれている
- 余裕がない?
- 楽しめていない?
- クール?
という風に、だいぶ違いますよね。
ステージの演出に大きく影響してくるので、自分たちがどういう風に見えているのか?は常に客観的に考えておいたほうがいいなと感じます。
表現するために「暗譜」するクセを持とう
前置きが長くなりましたが、結論は「目線」は自由に行き来できるようにしておいたほうがいいと思います。
その答えはカンタン。「普段から譜面を使わない練習」をすることです。
まえばよしあき
暗譜することは大変ですし、譜面を見ても表現できるひとはこの限りではありません。
余裕をもった演奏をするために、できるだけ暗譜するクセをつけておいたほうがよいということです。
そんな時に役に立つのがマスターリズム譜。
【3分でわかる】マスターリズム譜の作り方マスターリズム譜とは、いわばカンペのようなもの。
譜面に必要以上にとらわれてしまうと、演奏を楽しむことは難しいです。
マスターリズム譜であれば、コードと必要なフレーズだけを書いておくことができます。
必要なところだけ見るなど、譜面から自由になることができますね。
普段からマスターリズム譜をつくり、それを元に曲を覚えるクセをつけておく。
たったこれだけでも、いざステージに立ったときに演奏に余裕が生まれます。
まえばよしあき
この記事のまとめ
いかがでしたか?
クラシックでは譜面を見て演奏することも多く、初見能力が問われたりしますが、ポップスはそういった縛りがありません。
ステージに立ったときに大切なのは、客席に向けられた目線=意識だと思います。
目線に余裕を持たせることは、演奏にも余裕があるということ。
普段の練習から心がけてみてはいかがでしょうか?
うさぼんぬ
- クラシックとポップスではそもそも目線のあり方が違う。
- ポップスでは目線ひとつでステージの印象がガラリと変わる。
- 目線はコントロールできたほうがよい。そのために、普段から余裕を持って演奏するクセをつけよう。
- マスターリズム譜はカンペとしても役に立つ。普段から取り入れるクセをつけてみよう。
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