こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
前回はシンセベースの音作りについて解説してきました。
シンセサイザーで音色を作ろう 〜#4 ダンス系シンセベース〜 シンセサイザーで音色を作ろう 〜#5 ピックベースの作り方〜 シンセサイザーで音色を作ろう 〜#6 ファンク系シンセベースの作り方〜 シンセサイザーで音色を作ろう 〜#7 R&B系シンセベースの作り方〜 シンセサイザーで音色を作ろう 〜#8 ハウス系シンセベースの作り方〜少しずつシンセの音作りが掴めてきたのではないでしょうか?
今回からは、シンセの花形ともいうべきシンセリードの音作りについて解説していきます。
うさぼんぬ
王道シンセリードのの作り方
シンセリードの音作り手順は以下。
- オシレータを選択する(組み合わせる)
- VCAでアンプエンベロープを大まかに決める
- フィルターを調節する
- フィルターエンベロープを調節する
- 必要に応じてLFOをかける
- 適宜エフェクトをかける
- 微調整する
基本的にはシンセベースと同じ考え方です。
シンセリードも基本的に単音で演奏する音色なので、シンセベース同様「モノフォニック」で音作りしていきましょう。
今回は、王道のシンセリードをつくってみました。
アルペジオ的な演奏でも使えるだけじゃなく・・・
ソロで弾いてもかっこいいですね!
というわけで、この音色の音作りについて解説していきます。
1、オシレータ
メインとなるオシレータは「ノコギリ波」のみ!です。
ここではなんの捻りもありません。
あとは「モノフォニック」にして、ポルタメントはしっかりかかるようにしておきましょう。
まえばよしあき
4、アンプエンベロープ
アンプエンベロープ(VCA)部分は、ご覧の通り。
アタックを少し遅めにして柔らかさを出しています。
また、リリースタイムを少し加えることでぶつ切り感がなくせます。
サスティンレベルは、最大です。
アタック感が、ほんのすこーしだけ変化しています。
3、フィルター
フィルターは「ローパスフィルター」を選択し、「スロープ」は-24dB/OCTを選択します。
キーボードフォロワー(KBD)は最大です。
今回いじるのは「カットオフ」のみ。
ローパスフィルターなので、カットオフを下げるほど音色は暗くなっていきます。
どれくらいの明るさになるかを調節していきましょう。
あまりわからないかもしれませんが、少しだけ柔らかい音になりました。
4、LFO
今回からLFOを使っていきます!
MOD MATRIXで「OSC MIX」(OSC1&OSC2で生成された波形)に対して、モジュレーションを加えていきます。
使用するのは「LFO1」。
三角波を選び、RATEは中くらいに設定。MODでかかる量を決めていきます。
モジュレーションがかかって、音が揺れているのがわかりますね!
5、エフェクト
最後はエフェクトで仕上げます。
- 歪みをポストである程度しっかりかける
- ディレイを「LEFT:1/4」「RIGHT:1/8」にセット
- ディレイFEEDBACKは70〜80%、MIX量は15%前後に設定
- リバーブは15%前後に設定
- コーラスは15〜20%程度かける
エフェクト総動員です。笑
シンセリードは、空間系をかけておくとオケとの馴染みがよくなります。
いい感じですね!
6、完成!
というわけで完成です。
改めてソロで聞いてみましょう。
ポルタメントのかかり具合がよい感じですね。
オケとの馴染みもよい感じです。
ピッチベンドとモジュレーションを使えば、こういうソロを弾くことができます。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
シンセリードは「ノコギリ波」でつくることが多いです。
まずは、この王道シンセリードの作り方をマスターしていきましょう。
ぜひ挑戦してみてください!
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