才能とかセンスがないと使えないものじゃないのか?
丸暗記とか苦手なんだよな・・・
うさぼんぬ
こんにちは。キーボーディストのよしまる(@440keyboard)です。
今回はこのお悩みについて解説していきます。
この記事ではこんなことがわかります。
- コードはだれでもカンタンに使えるもの
- 丸暗記より考え方を知るほうが何倍も大事
まえばよしあき
曲ってどうやってできている?
まず、音楽をつくっている3つの要素をおさらいしておきましょう。
ピアノ弾き語り・伴奏入門!3ステップではじめ方を解説- メロディー(旋律)
- ハーモニー(和音)
- リズム
音楽はこの3つの要素で作られており、「コード」というのはハーモニー(和音)の部分に当たります。
コードとは和音のことを指していますが、
正しくは「3つ以上の音を同時に鳴らしたもの」をコードと呼びます。
ピアノの伴奏をはじめるときに大切なのは、あれこれ手をだそうとしないことです。
まず、ハーモニーに当たる「コード」を理解することを最優先にしましょう。
リズムや歌のことを考えるのは、そのあとでも全然遅くありません。
曲で使われているコードはこうやってできている
では、具体的に曲で使われているコードについて解説します。
まず、これだけを覚えておきましょう。
- 曲は「ドレミファソラシド」でできている
- 「ドレミファソラシド」は12種類ある
曲は「ドレミファソラシド」でできている
あらゆる曲というのは、特定の「ドレミファソラシド」でつくられています。
例えば、スピッツの名曲「チェリー」のメロディーをみてみます。
メロディーが「ドレミファソラシド」の音だけでつくられていることがわかりますね。
まえばよしあき
そして、実はコードも「ドレミファソラシド」だけでつくられているんです。
うさぼんぬ
コードの和音構成って実はとてもシンプル。
「ドレミファソラシド」を一つずつ飛ばして音を積み上げていくだけなんです。
この要領で「ドレミファソラシド」を同じように和音にしていきます。
7つのコードができあがりました!
うさぼんぬ
まえばよしあき
ひとつの曲の中で使われているコードは、基本的にこの「ダイアトニックコード」が使われています。
無数にありそうなコードも、実際はたった7つのコードの組み合わせでしかなかったりするんですね。
もちろん、それ以外のコードが登場することもありますが、必要になったら覚えるという気持ちで十分です。
まえばよしあき
「ドレミファソラシド」は12種類ある
次に、12種類の「ドレミファソラシド」についてのお話しです。
ピアノの鍵盤をみると、12個の音があることがわかりますよね。
この「ドレミファソラシド」はイタリア音名で、これを英語音名に変えてみます。
うさぼんぬ
まえばよしあき
さきほどの「ドレミファソラシド」は「ド」の音からはじめたメジャースケールでした。
ということは、「レ」からはじまるメジャースケールや、「ファ」から始めるメジャースケールもあるということ。
それぞれのメジャースケールのことを「調(キー)」と呼びます。
うさぼんぬ
まえばよしあき
いきなり全てのキーを覚える必要はまったくありません。
弾きたい曲が出てきたら、新しいキーに触れていくというスタンスで楽しみながらやってみましょう。
名曲のコードを見てみよう
今回は、もっともシンプルな、「Cのメジャースケール」で作られている名曲を紹介したいと思います。
それぞれ1番だけですが、コード譜をつけていますので参考にしてみてください。
The Beatles 『Let It Be』
スピッツ 『チェリー』
CHiCO with HoneyWorks 『贈り歌』
まえばよしあき
この記事のまとめ
いかがでしたか?
よく耳にする曲も、こうやってみていくと案外シンプルにつくられているものです。
最初はむずかしく感じるかもしれないですが、できるだけシンプルで簡単な曲を選ぶこと。
実際に曲を弾いていくことがコード理解の第一歩です!
うさぼんぬ
- あらゆる曲というのは、特定の「ドレミファソラシド」でつくられている。
- 曲を構成する「ドレミファソラシド」をメジャースケールと呼ぶ。
- メジャースケールをひとつ飛ばしで音を積み上げると「7つのコード」になる。これをダイアトニックコードと呼ぶ。
- メジャースケールは12種類あり、それぞれのメジャースケールのことを「調(キー)」と呼ぶ。
- 弾きたい曲が出てきたら、新しいキーに触れていくというスタンスで十分。
- 名曲とはシンプルである。
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