シンセサイザーで音色を作ろう 〜#8 ハウス系シンセベースの作り方〜

こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。

どんなシンセでもカンタンに作れるシンセベースの作り方、解説中です。

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ぜひお試しあれ!

今回は、ハウス系シンセベースの音作りについて解説します。

この記事ではこんなことがわかるぞ。

うさぼんぬ

ハウス系シンセベースの作り方

ハウスミュージックとは、クラブ系の音楽の一種です。

クラブミュージックには、EDMやテクノといわれるジャンルがありますが、音楽的な厳密な定義はないようです。

大きな違いとしては、音楽が生まれた時代・場所、そしてBPM(テンポ)と言われています。

ジャンル ハウスミュージック テクノ EDM
時代 1977年頃 1980年代後半 2000年代
発祥地 アメリカ・シカゴ アメリカ・デトロイト アメリカ
BPM 120〜130 120〜150 128前後

というわけで、今回はハウス系シンセベースを作ってみました。


クラブで踊れそうなベースですね。

1、オシレータ

メインとなるオシレータは「パルス波」を使います。

OSC1では「矩形波」を選択、倍音を聴きながらパルス幅を調節します。

OSC2は1オクターブ下(16’)の「矩形波」に設定。

そして、ポイントは「FM」です。

オシレータが持たない周波数を作り出してくれるパラメータでしたね。

これを20〜30くらいあげます。(音程が損なわれない程度に)

最後にサブオシレータで低音部分を補強しましょう。

いい感じでぶっとい音になりました。

あとは「モノフォニック」に設定しておきましょう。

4、アンプエンベロープ

アンプエンベロープ(VCA)部分は、ご覧の通り。

サスティンレベル最大で、それ以外は0でオッケーです。

3、フィルター

フィルターは「ローパスフィルター」を選択し、「スロープ」は-24dB/OCTを選択します。

キーボードフォロワー(KBD)は最大にしておきます。

ポイントはフィルターエンベロープです。

エンベロープを「ー側」にすると、周波数が低い位置から高い位置に向かって変化します。

レゾナンスは40〜50くらいにセットした上で、カットオフポイントは高めに設定。

エンベロープは、アタックタイム・ディケイタイム・リリースタイム共に遅めにセットしましょう。

こうすることで、変化が後から追いかけてくるようなサウンドになります。

いい感じですね!

4、エフェクト

最後はお約束。歪みを加えてみましょう。

今回も、太くしたいのでプリ側で加えてみました。

存在感のある音になりましたね!

5、完成!

というわけで完成です!

ソロで聞いてみましょう。

ちょっぴり不穏な倍音がまざっていて、いかにも!なサウンドになりました。

この記事のまとめ

いかがでしたか?

ハウス系シンセベースは、倍音成分とフィルターエンベロープがキモ。

クラブミュージックの厳密は定義はないものの、ハウス系の音楽を聴いてかっこいいベースサウンドを真似してみるのもよいですね。

ご紹介した内容を参考に挑戦してみてください!


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