こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
前回は、「これぞシンセブラス!」なサウンドの作り方を解説しました。
シンセサイザーで音色を作ろう 〜#13 これぞシンセブラス!の作り方〜ワクワクするサウンドでしたね!
今回は、VanHalenの名曲「Jump」風なシンセブラスの作り方を解説していきます。
うさぼんぬ
Van Halenの名曲「Jump」風シンセブラスの作り方
ご存知のない方もいるかもしれないので、まずはこちらをご覧ください。
Van Halenのギタリスト「エディーヴァン・ヘイレン」がキーボードを弾いて話題になった曲です。
この曲で使われているシンセブラスを作ってみました。
それっぽく仕上がりましたね!
では、作り方をみていきましょう。
1、オシレータ
今回もノコギリ波の組み合わせで作ります。
オシレータのレシピはこちら!
- OSC1:ノコギリ波を選択、「8’」に設定
- OSC2:ノコギリ波を選択、「8’」に設定
- OSC2:FINETUNEをほんの少し上げてデチューンをかける
- OSC2:FMを少し上げて、サウンドにクセをつける
- OSC1とOSC2のバランスは、少しOSC1が大きめに設定
- サブオシレータを少し加えて、音に太さを加える
- ノイズ波を30〜40くらい加えて音にザラつきを加える
こんな感じのサウンドになります。
2、アンプエンベロープ
アンプエンベロープ(VCA)のサスティンレベルは最大にしておきましょう。
3、フィルター
フィルターの調整はこんな感じ。
カットオフで明るさを調整し、レゾナンスで「みょん」という部分を加えます。
レゾナンスは、ちょっと上げるくらいでよいと思います。
ちょっとずつ近づいていますね!
4、LFO
今回は、LFOでオシレータに対してビブラートをかけてみましょう。
RATEは最大(最速)で、MOD(かける量)は15%くらいかけてみました。
さらに音が近づきましたね!
5、エフェクト
最後はエフェクトで仕上げます。
- 歪みを「ポスト」で15%くらいかける
- ディレイは「LEFT:1/4」「RIGHT:1/8」でセット
- ディレイFEEDBACKは70%くらい、MIX量は20%前後に設定
- リバーブはうっすらとかける
- コーラスを30〜40%くらいかける
できたサウンドがこちら。
あのサウンドですね!
ディレイとコーラスのかかり具合は耳で聴きながら判断するとよいでしょう。
6、完成!
というわけで、完成!
キーボーディストなら一度は弾いてみたい名フレーズです。
まえばよしあき
この記事のまとめ
いかがでしたか?
ご紹介した方法はあくまでひとつのやり方に過ぎません。
デチューンや、コーラスのかけ方をかけるだけで、同じようなサウンドは作れます。
ぜひご自身でも作ってみて、あの名フレーズを弾いてみてください!
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