前回は、音楽の3つの要素の中から「メロディー」と「ハーモニー」について解説してきました。
【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|知識②メロディーとハーモニーおさらいすると・・・
- メロディーの源泉は「ドレミファソラシド」。この音の並びを「メジャースケール」という。
- コードの源泉は、メジャースケールをひとつ飛ばしで積み上げたコード群。これを「ダイアトニックコード」という。
- 英語音名の読み方に少しずつ慣れていこう。
でしたね!
今回は「ハーモニー」をもう少し掘り下げて解説していきます。
うさぼんぬ
まえばよしあき
うさぼんぬ
まえばよしあき
うさぼんぬ
というわけで。
今回のお話は「ハーモニーを取り扱うための法則」について解説していきます。
うさぼんぬ
コード使いの魔法の法則:ディグリーネーム
「ディグリーネーム」とは、「度数」を表すための表記のこと。
うさぼんぬ
「ディグリー(degree)」は英語で「度」や「度数」を表す言葉です。
こう考えましょう。
- 何番目の音かを示す
- ある音とある音の音程(=音と音の距離)を示す
うさぼんぬ
まえばよしあき
何番目の音かを示す
前回紹介したメジャースケールを見てみます。
これに番号を振ってみましょう。
1〜7でナンバリングができますね。
まえばよしあき
主音が1番目なので「1度」、主音に対して3番目のミは「3度」、5番目のソは「5度」と数えることができます。
続いて、ダイアトニックコード7つを見ていきましょう。
このディグリーの考え方に当てはめると、各コードの名前はこのように決まっているんです。
- 度数をローマ数字で示す
- 度数はそのままコードの主音(ルート)になる
- コードの特徴をそれ以外のアルファベットや数字で示す
という特徴がわかります。
これは全てのキーに当てはまる絶対法則なので、覚えておくと超便利です。
まえばよしあき
ある音とある音の音程(=音と音の距離)を示す
次にダイアトニックコードそれぞれの音程を見ていきます。
ダイアトニック各コードの構成音を見ていきましょう。
- メジャー:ルート+3度+5度
- マイナー:ルート+b3度+5度
- マイナーフラットフィフス:ルート+b3度+b5度
という規則性があります。
まえばよしあき
この「1・3・5」がコードを使うときにとても重要になってきます。
しっかり押さえておきましょう。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
ここで紹介したお話の肝は、メロディーやハーモニーを「度数」で考えるということです。
なぜなら、キーは12種類ありますが、度数は1種類だけ。
コードの丸暗記をしようとするより、「度数」という考え方を覚えた方が圧倒的にコスパがいいんです。
まえばよしあき
というわけで今日はここまで。
次回は実際にコードを使っていきます!
うさぼんぬ
- コードはディグリーネームで考えよう。
- ディグリーネームは「メジャースケール上で何番目の音か」と「音と音の距離(音程)」を示すもの。
- コード暗記より、ディグリーネームで理解するほうが圧倒的にコスパがいい。
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