今年こそピアノが弾けるようになりたい人へ

【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|実践⑨まとめ

前回は、左手のコードアレンジとして「ルート+3度」「ルート+5度」の解説をしてきました。

【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|実践⑧左手コードアレンジ2
おさらいをしておきましょう。
  • 「ルート+5度」「ルート+3度」は必ずルートが一番下の音になるので、安定感が生まれる。
  • 基本的にはメロディーが使っていない音を弾く。ただし、縛られず自分の好みで使う音を選んでもOK。
  • 右手にも和音を加えることで、さらに充実した響きにすることができる。

 

今回はこれまでの解説をまとめていきます。

実際にどんな演奏になっていくのか、振り返りながら見てみてください。

この記事ではこんなことがわかるぞ。

うさぼんぬ

これまでの解説まとめ

コードを使ってこんなことができるよ、という解説をしてきました。

右手

  • メロディーを弾く(単音)
  • コードチェンジのタイミングでコードを弾く
  • 重ねたコードから音を間引く
  • ハモらせる
  • オクターブ奏法
  • コード+オクターブ

左手

  • ルート単音
  • ルートオクターブ
  • ルート+5度+ルートのアルペジオ
  • コードトーン
  • ルート+5度
  • ルート+3度

ここまでの解説を踏まえてつくったアレンジがこちらです。

楽譜はこちら

 

「赤とんぼ」は4番までの曲なので、4回繰り返しています。

後半4小節を使って、イントロとアウトロをつけてみました。

 

どんな風に作られているか、それぞれのセクションを見ていきましょう。

 

各セクション解説

イントロ

 

これまで弾いていた音域からさらに1オクターブ上からスタート。

右手はコードチェンジでコード内の音を重ね、左手はルート単音で添えるように弾いています。

 

A

 

左手を「ルート+3度」「ルート+5度」の組み合わせを混ぜてみました。

2小節目の左手は「ルート+5度」を転回させた形になっています。

ルートを入れないことで、浮遊感のある雰囲気を作ることができます。

 

B

 

右手はAセクションとほぼ同じです。

左手を「ルート+5度+ルートのアルペジオ」に変えてみました。

左手が動いていることで、曲が動き出した感じがしますね。

 

C

 

ここから全体的に弾く音域を1オクターブ下げていきます。

次第に盛り上がる雰囲気が出てきました。

左手は「ルート+5度+ルートのアルペジオ」、右手は「オクターブ奏法」をメインとしています。

最後の小節は、左手を8分音符で動かすことで次のセクションへのつながりを作っています。

 

D

 

右手は「オクターブ+コード」、左手は「ルート+5度+ルートのアルペジオ」8分音符バージョンです。

今出せるすべてを出し尽くしてみました。

ここまでくると曲の盛り上がりのピークを感じられると思います。

 

アウトロ

 

曲を終わらせるときに、アウトロは必須です。

イントロをオクターブ下げて弾いたものをつけてみました。

3小節目の「G」で3度ルートにすることで、これまでにない雰囲気で曲を終えることができます。

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

こんな風に使う音や手法を組み合わせていくことで、無限にアレンジをつくることができます。

ポイントは2つ。

  • 弾く音域
  • 使う音や手法

これらを整理して使うことで、ここまでのアレンジをつくることができます。

 

これまでご紹介してきた内容は、ピアノソロアレンジの本当に基本的なものです。

ただ、ここまでの基本的なことが理解できていることで、より音楽的なアレンジに発展させていくことができます。

まえばよしあき

実際に手を動かして、ここまでの内容を習得してみてください!

 

次回からは、さらにステップアップしたアレンジの解説をしていきます!

 

まとめるぞ。

うさぼんぬ

  • アレンジは「弾く音域」と「弾く手法や内容」が肝。ひとつひとつの手法を確実にマスターしていこう。

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