リズム感がよくなる練習方法があれば知りたいぞ。
うさぼんぬ
こんにちは。キーボーディストのよしまる(@440keyboard)です。
ピアノ・キーボードはリズム感が弱いパートといわれがち。僕自身とても苦労しました。
今回はこのお悩みについて、解説していきたいと思います。
この記事を読むと、こんなことがわかります。
- 伴奏が安定する
- バンドなどのアンサンブルで音がバッチリ合う
- 周りの音を聞きながら演奏を楽しめるようになる
それではいきましょう!
知らないとまずい!音楽におけるリズムの大切さ
結論、リズム感の最も根底にあたるのは「タイム感」です。
うさぼんぬ
このブログでも何度か登場しているお話ですが、音楽とは3つの要素でできています。
- メロディー
- ハーモニー(コード)
- リズム
「メロディー」「ハーモニー(コード)」はイメージしやすいですが、「リズム」については明確な定義がなく解釈もさまざま。
まずは「リズム感」とは具体的にどういうものかを掘り下げてみましょう。
リズム感とは?
リズム感について、僕は二つに分けることができると考えます。
それが「タイム感」と「グルーヴ感」です。
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p class=”hh hh2″>▼タイム感
タイム感とは「テンポキープする力」のこと。
4/4拍子の場合、1小節に4つの拍があることを表します。
この「4つの拍を感じて音を鳴らす力」が『タイム感』です。
一般的に「リズム感のよい・悪い」は、タイム感の良い・悪いを指していることが多いです。
タイム感とは、メロディーやハーモニーを音楽として成立させるために欠かせない要素であることを理解しておきましょう。
▼グルーヴ感
つぎに、リズム感で一緒くたにされがちなのが「グルーヴ感」です。
グルーヴ感とは、ついつい踊り出したくなるような「ノリ」そのもの。
上手い人の演奏はつい体が動いてしまいますよね。その演奏にはグルーヴ感があるからです。
まえばよしあき
リズム感はだれでも鍛えることができる
タイム感の大切さについて解説してきました。
「リズム感がない・リズム感が悪い」=「まだタイム感が備わっていない」と考えるとよいと思います。
うさぼんぬ
みなさんが気になるのはここですよね。
安心してください。後天的に十分鍛えられます。
鍛える方法を解説する前に、「リズム感が悪い人の特徴」ついて見ておきましょう。
これダメ!リズム感が悪い人の特徴TOP3
ここからは「リズム感」を「タイム感」に置き換えてお話していきます。
紹介する3つの内容に該当していないかチェックしてみてください。
3位:何も考えず楽器で弾こうとする
拍子や拍を理解せずに、曲の練習をはじめていませんか?
どれくらいの長さで演奏するのか、休符の長さはどれくらいか。
音を鳴らすことで満足してしまい、「タイム感を無視した演奏」になっていたら要注意!
見本演奏などを参考に、音符の長さや休符までしっかり確認してみてください。
2位:拍子と拍が一致していない
意外にありがちなのがこちら。
具体的には、
- 弾いている音の譜割りが間違っている
- 音符・休符の長さがあいまい
など。一言でいうと「拍子と拍数が一致していない」ということです。
結果、拍子に対してズレた演奏をし続けているということに・・・
これはタイム感以前のお話ですね。
1位:周りの音が聞こえていない
周りで鳴っている音は聞こえていますか?
例えばバンドの場合、キーボードはバンドの音の一部です。
キーボードにバンドが合わせるのではなく、キーボードがドラムを中心としたリズム隊に合わせる。
ということは、「周りの音を聞くことが必要不可欠」ですよね。
演奏に夢中になるあまり、周りが見えなくなることは少なからずあることです。
ただ、タイム感が合っていないバンド演奏はカッコ悪い・・・
まえばよしあき
いかがですか?
もし当てはまっていても、落ち込まなくて大丈夫です。
これからご紹介するメトロノームトレーニングで、大きく改善することができます。
タイム感を鍛えるメトロノーム練習方法
では、実際にタイム感を鍛える練習方法をご紹介します。
リズムトレーニングする時は「姿勢をまっすぐにする」を意識しておきましょう。
人間の身体は「前傾姿勢だと走りやすく、後傾姿勢だともたりやすい」という特性があるそうです。
まえばよしあき
では、メトロノームトレーニングについて解説していきます。
1)拍の鳴らす数・鳴らす位置を変える
- 4拍全てを鳴らす
- 1拍目と3拍目に鳴らす
- 2拍目と4拍目に鳴らす
どんな練習でも使える方法です。❶〜❸の順番で取り組んでみるとよいでしょう。
メトロノームの「鳴らす数」と「鳴らす位置」を変えることが、とても効果的なトレーニングになります。
通常メトロノームは4分音符で鳴るようになっています。
あるテンポの4分音符は、倍のテンポの2分音符ということになりますね。
例)テンポ60の4分音符=テンポ120の2分音符
この考え方を応用して、「1拍目と3拍目」「2拍目と4拍目」に聞こえるように鳴らしてみましょう。
例)テンポ120の曲を弾く時に、テンポ60に設定して練習する
メトロノームが鳴らない部分を「自分のタイム感」でキープすることで、タイム感が鍛えられます。
2)毎日テンポチェンジ
毎日2〜4前後でテンポチェンジして練習してみましょう。
毎日同じテンポで慣れてしまうと、トレーニングの効果が薄くなりがち。
ちょっとだけ変化をつけるのがコツです。
3)録画してズレを観察する
ご紹介した練習を、スマートフォンで録画してみましょう。
メトロノームに対して「どんな風にズレているか」「どれくらいズレているか」を観察します。
ここでのポイントは自分なりに観察すること。
- ここをこうしたらよくなるかな?
- ここがはしってるから気をつけよう
- 左手のリズムが不安定だな
など。「自分なり」に考えることがめちゃめちゃ大切です。
まえばよしあき
この記事のまとめ
いかがでしたか?
ここまでのお話をまとめてみましょう。
- リズム感とは「タイム感」と「グルーヴ感」に分けられる。
- 「グルーヴ感」を鍛える前に「タイム感」を鍛えよう。
- リズム感を鍛えるには「メトロノーム」や「周りの音」を聞くことが必要不可欠。
- いきなり楽器を弾こうとせず、音符や休符の長さを把握しよう。
- 「自分の演奏動画の観察」が何よりも良い教材になる。
ピアノやキーボードは、ギター・ベース・ドラムなどと加えるとリズムを出しづらい楽器であることも事実。
ただ、キーボーディストはリズムトレーニングを怠りがちな傾向があるようにも思います。
タイム感に自信のない方は、ご紹介した内容をまず一週間続けてみてください。
その変化に驚くこと間違いなしです。
おわり。
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