「コード理論」初心者入門コーナー
ポップスで使える初心者向けのコード理論を解説していくシリーズです。
今回から、コード理解に必要な知識をシリーズで解説していきたいと思います。
正しくコードが理解できると、音楽の見え方が180度変わります。
初心者の方でも理解がしやすいよう、できるだけ簡潔に説明していきますね!
うさぼんぬ
コード理論ってなんだろう?
音楽を構成する三大要素はご存知でしょうか?
うさぼんぬ
まえば
- メロディー
- ハーモニー
- リズム
音楽とはこの三つの要素で成り立っています。
メロディーやリズムは説明するまでもないでしょう。
ハーモニーの要素を構成しているのが「コード=和音」ということ。
コード理論とは、和音をシンプルに理解するために体系化されたものということです。
音楽をはじめるにあたって、最初にぶつかるカベこそ「ハーモニーすなわちコード」です。
コードが理解できるようになることは、そのままハーモニーを理解することに繋がります。
とてもおもしろい理論なので、楽しみながらやっていきましょう!
コード理論と和声学
コード理論に似た考え方として、和声学があります。
和声学はクラシックで使われるもので、コード理論とは少し異なります。
- 和声学:クラッシック向けの音楽理論
- コード理論:ジャズ・ポップス向けの音楽理論
と考えておくとよいでしょう。
コード理論はジャズを源流として生まれ、現代ではポップス全般で幅広く使われています。
ジャズでは複雑だった音楽理論が、ポップスにおいてはとてもシンプルになりました。
コード理論は、高尚とされていた音楽芸術をより身近なものに変えてくれた世紀の大発明。
どんな人でも音楽をはじめて、楽しむことができているのが何よりの証拠です。
本当にカジュアルに音楽を楽しむことが可能になりました。
コード理論を学ぶメリット
では、次にコード理論を学ぶメリットをみていきましょう。
- 楽曲の理解に役立つ
- 幅広いコード進行が自在に使える
- バンドでの意思疎通がカンタンになる
ひとつずつ見ていきます。
1. 楽曲の理解に役立つ
どんな楽曲もかならずコード進行が存在します。
コード進行とは曲を構成する和音の動き、または流れを指します。
コードがわかると進行や流れが見えやすくなり、構成の理解がスムーズになります。
例えば「Aメロ・Bメロ・サビ」という構成があったときに、
1番と2番が同じコード進行であれば、1番がわかれば2番のコード進行も理解できたことになります。
まえばよしあき
2. 幅広いコード進行が自在に使える
ポップスで使われているコード進行の中には、王道と呼ばれる進行が多数存在します。
コード進行には「型」というものが存在しているんです。
この型を覚えてると「あの名曲とこの曲が同じコード進行!」ということに気づけます。
ひとつの曲を覚えたら、同じコード進行を持つ別の曲を学んだことにもつながっていくわけです。
うさぼんぬ
この考え方は作編曲や、他の楽器の演奏にも使えます。
つまり、コード理論を学ぶことはとてもコスパのいい学習方法といえます。
3. バンドでの意思疎通がカンタンになる
バンドで曲を演奏するときの共通言語はコードです。
バンドではマスターリズム譜といわれるものがよく使われますが、構成・コード・キメなど必要最低限の情報しか書かれていません。
【3分でわかる】マスターリズム譜の作り方リハーサルやセッション・レコーディングなど、各パートの演奏内容をチェックしたいときに、
コードがあることでスムーズな意思疎通ができるようになります。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
ポップスをやるにあたって、コードの習得は必要不可欠です。
コードの知識なしにポップスをやることは、不可能とはいいませんが限りなく難しいでしょう。
まえばよしあき
ポップスとは自由に楽しむ可能性を秘めている音楽だと思います。
自由に楽しむための一歩として、コード理論を学んでより充実の音楽ライフを送っていきましょう!
うさぼんぬ
- コード理論とは和音をシンプルに理解するためのツール。
- 和声学はクラシック、コード理論はジャズやポップスのための音楽理論。
- コード理論は楽曲の理解やコード進行の理解に役立つ。
- コード進行には「型」があり、型を覚えると他の曲でも応用ができる。
- バンドでの共通言語は「コード」。コードがあればスムーズな意思疎通ができるようになる。
- ポップスをより自由に楽しむために、コード理論を学んでいこう!
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