【ピアノ弾き語り伴奏】初心者入門コーナー
前回は実用的なバッキングパターンを紹介してきました。

ここからより発展させていく前に、考えていきたいのが「リズム」。
今回は、ピアノ伴奏をかっこよくするためのメトロノームを使った練習方法を解説していきます。
うさぼんぬ
メトロノームを使って練習する理由
ピアノ弾き語りコーナーの初回にも音楽の3つの要素について解説しました。
- メロディー
- ハーモニー
- リズム
そう、「リズム」は音楽の重要な要素のひとつ。
リズムの良し悪しが演奏の良し悪しを決めるといっても過言ではありません。
以前、リズム感の大切さを記事に書いたことがあります。

この中でも解説していますが、まずは「タイム感=テンポキープする力」を身につけること。
どんなに伴奏のパターンが増やせたとしても、リズムが安定しなければかっこよい演奏にはなりません。
拍と拍子ついて
メトロノームで練習する前に、拍と拍子について解説していきます。
1小節は「●分の●拍子」という規則的なサイクルで流れています。
- 分母:どの長さ分の音符をにするか
- 分子:分母で決めた音符を何拍(=拍子)にするか
上の図の場合、4分の4拍子ということになりますね。
テンポキープは「拍」を感じる力
メトロノームは「拍」を、正しく鳴らしてくれる絶対的な存在です。
メトロノームを使って練習をすることで、正しいテンポキープを身に着けることができるわけです。
最初は思うようにいかないと思いますが、できるようになってから少しずつ難易度を上げていくとよいでしょう。
メトロノームを使った練習方法
では、具体的な練習方法を解説していきます。
前回の記事でご紹介した「パターン集Ex8」を使って解説していきます。

ちなみに、メトロノームアプリはたくさん種類がありますが、僕はこれを使っています。
4拍
4拍全てを鳴らすパターンです。
1拍・3拍
2拍目と4拍目を抜いたパターンです。
2拍・4拍
逆に1拍目と3拍目を抜いたパターン。
2拍・4拍はスネアドラムが叩く場所と同じです。
メトロノームをスネアドラムとして感じながらやってみるとよいでしょう。
1拍
一気に難易度があがります。
自分の中に正しいタイム感がないと、次の小節でずれてしまいます。
まえば
同じテンポでの練習に慣れてきたら、少しテンポを前後させて練習するとよいです。
今日は80、明日は82、明後日は78・・・みたいに。
伴奏によっては、たまに思いっきりアップテンポにしても楽しいかもしれません。
まずは、そのテンポの拍を感じてテンポキープすることを頑張ってみてください!
この記事のまとめ
いかがでしたか?
簡単なようで、意外とむずかしいテンポキープ。
リズムトレーニングはもっと慣れてから・・・と思われがちですが、
慣れていない時でもできるリズムトレーニングはやったほうがよいと思います。
リズムが鍛えられていると、新しいことを覚えたときの吸収率が全然変わります。
できるものからぜひ取り入れてみてください!
うさぼんぬ
- リズムは音楽の3つの要素のひとつ。リズムの良し悪しが演奏の良し悪しを決める。
- まずは「タイム感=テンポキープする力」を身につけよう。
- テンポキープとは「拍」を感じる力でもある。
- メトロノームの拍抜き練習は、タイム感を鍛えるにはうってつけ。
- 慣れてきたらテンポを日ごとにテンポを前後させてみよう。