うさぼんぬ
こんにちは。キーボーディストのよしまる(@440keyboard)です。
今回はこのお悩みについて解説していきましょう。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- 音色ごとの「混ざりが悪い」「音が抜けない」の解決方法
- 初心者でも使える音作りなしでバンドの音にハマる方法
まえばよしあき
全ての音色のボリュームバランスを揃える
実は、シンセ・キーボードのプリセットのボリュームバランスはバラバラなのです。
うさぼんぬ
ヘッドフォンなどで聞いていると判断しづらいですが、実際にはかなりばらつきがあります。
こちらの図をご覧ください。
プリセットの音色は、左側の音色A・B・Cのようなイメージです。
そのまま楽器のマスターボリュームを上げると右側のようになります。
まえばよしあき
うさぼんぬ
そうならないために、こんな風にボリュームバランスを揃えておくことが大切なんです。
アレコレいじる前に、まずはここを押さえておきましょう。
ボリュームバランスの揃え方
では、実際にボリュームバランスの設定方法について解説していきます。
1)マスターボリュームの位置を決める
楽器によって個体差はありますが、マスターボリュームは70〜80%くらいにします。
ポイントは、マスターボリュームは一度決めたら動かさないこと!
ここを動かしてしまうと、ボリュームが定まらないので注意が必要です。
2)基準とする音色を決める
次に、ボリュームの基準とする音色を選びます。
バンドの演奏で一番使う音色がよいでしょう。
3)基準の音色のボリュームを100くらいに設定
シンセサイザーのボリューム数値は0〜127で設定ができるようになっています。
2)で選んだ音色のボリューム数値を100に設定しましょう。
ポイントは、上に20くらいのバッファを持たせておくことです。
演奏する音色が増えてくると、ボリュームの調整する音色数も増えていきます。
まえばよしあき
4)他の音色を3のボリュームに揃えていく
他に使う音色を3で決めたボリュームバランスに揃えていきます。
この時のポイントは「聴感」で揃えること。
この段階では自分の「聴感」に従って決めておきましょう。
聞こえ方を同じくらいにしたいので、数値ではなく「耳」で決めることが大切です。
ボリュームバランスを決めるときは、できればスピーカーを使うことをオススメします。
ヘッドフォンとスピーカーでは、聞こえ方が少し異なります。ヘッドフォンの方が良く聞こえてしまうので、細かな調整ができないことがあります。
スタジオでチェック
あとは、スタジオで実際に音を出して、作ってきたボリュームバランスが狙いどおりかチェックします。
バランスが気になる音色はボリュームを微調整。
5〜10くらいずつボリュームの数値をいじっていきましょう。
まえばよしあき
あとは、これまでの作業の繰り返しです。
この記事のまとめ
では、最後にまとめます。
- キーボードの内部の設定で、使う音色のボリュームバランス(0〜127で設定)を揃えよう。
- マスターボリュームは基本的に動かさない!
- メインで使う音色を100くらいに設定、それ以外の音色と聴感で比べながらボリュームを調節していく。
- ボリューム調整はできればスピーカーで。ボリューム設定は5〜10単位で調節する。
意外におろそかなボリューム設定。
最近のシンセサイザーはプリセット音色のクオリティがとても高いので、まずはボリュームバランスを考えるところからはじめてみましょう。
実際の音作りやエフェクトは、その後のお話し。
参考になれば嬉しいです。
おわり。
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