今年こそピアノが弾けるようになりたい人へ

【バンドキーボード入門】音色の種類と使い方

「バンドキーボーディスト」解説シリーズ

バンドキーボード入門コーナーはこちら

バンドキーボーディストのアレコレを解説していくシリーズです。

 

バンドキーボードをはじめる時、最大の難関は「音色」ではないでしょうか?

多すぎて何がなんだか…

うさぼんぬ

 

キーボードにはたくさんの種類のボタンやつまみがあり、音色も膨大。

どこから手をつければいいのかわからないですよね。

そんな方のために音色の考え方と、探し方について解説していきます。

 

この記事ではこんなことがわかるぞ。

うさぼんぬ

キーボードの音色が鳴らせる音は3種類

キーボードが出せる音色は、この3つのいずれかになります。

  • 生楽器
  • アナログシンセサイザー
  • デジタルシンセサイザー

生楽器

キーボードは生楽器の音を再現した音色を多数搭載しています。

たとえば・・・

  • アコースティックピアノ
  • エレクトリックピアノ
  • オルガン
  • ストリングスなどの弦楽器
  • トランペットなどの金管楽器
  • フルートなどの木管楽器
  • 民族楽器
  • ギター
  • ベース
  • ドラム

など。

これもまだ一部ですが、実在する生楽器の音がたくさん鳴らせます。

アナログシンセ

シンセサイザーの原型はアナログシンセサイザー。

アナログシンセサイザーをデジタル技術で再現した音が搭載されています。

デジタルシンセ

デジタル技術を駆使してつくられたシンセサイザーサウンドです。

生楽器でもアナログシンセでもないものでもない、人工的で機械的なサウンドが特徴です。

 

シンセってむずかしいそうだな。

うさぼんぬ

まえばよしあき

シンセサイザーは音色を鳴らしていくうちに少しずつわかってくるから、ここではざっくりの理解で大丈夫!

 

カテゴリー分けしよう

生楽器・アナログシンセ・デジタルシンセ・・・

これらの膨大なキーボードの音色は全てカテゴリー分けすることができるんです。

 

多くのキーボードのプリセット音源もカテゴリー分けされています。

この「音色のカテゴリー」を知っておくこと。

これだけで音選びや音探しも格段にスピードアップします。

 

そして、実際に使用するカテゴリーは意外と限られているもの。

まずは代表的なものから知って、少しずつ広げていきましょう。

 

代表的な音色カテゴリー

特に使用頻度の高い音色カテゴリーはこちら。

  • アコースティック・ピアノ系
  • エレクトリック・ピアノ系
  • オルガン系
  • ストリングス系
  • ブラス系
  • シンセ系

その音を聞けば、一度は耳にしたことがあるものもあるはずです。

 

イメージしてもらうためにサンプル音源もつけてみました。

参考にしてみてください。

 

アコースティック・ピアノ系

「バンドピアニストスタイル」なら、ぜひマスターしておきたいバッキングパターンを紹介します。

【バンドキーボード入門】スタイル①バンドピアニスト

四分音符バッキング

王道のバッキングスタイルです。

バラードからミディアムテンポまで対応できる汎用的なスタイルです。

アルペジオ風バッキング

同じようなフレーズを繰り返すことで、独特の効果を生み出すアルペジオ。

バラードなどでは定番ですね。

ロック系バッキング

アップテンポな曲のバッキングに適しています。

ギターの演奏と被らないように注意しておきたいところです。

 

エレクトリック・ピアノ系

「ザ・キーボードスタイル」が押さえておきたいパターンをご紹介します。

【バンドキーボード入門】スタイル②ザ・キーボード

白玉系バッキング

フェンダーローズの音は白玉がとてもよく合います。

四和音以上のコードを押さえるだけで雰囲気が出ますね。

R&B風16フィールバッキング

ちょっと難易度は高め。

ウーリッツァーの音色はこういった16フィールの演奏にぴったりです。

 

オルガン系

オルガンも演奏スタイルはさまざまですが、代表的な奏法をピックアップしました。

こちらも「ザ・キーボードスタイル」で押さえておきたい奏法です。

【バンドキーボード入門】スタイル②ザ・キーボード

王道ロックオルガン

オルガンといえばグリッサンド!

奥田民生さんやウルフルズの曲で聞いたことがあるのではないでしょうか?

弾けたらかっこいいファンクオルガン

Tower Of Power風のパーカッシヴなオルガンバッキング。

難易度は高いですが、ハマると超快感です!

 

ストリングス系

「なんでも手弾き屋スタイル」はぜひ押さえておきた!

その音色だけでバンドのサウンドが一気に華やかになります。

【バンドキーボード入門】スタイル④なんでも手弾き屋

四重奏風バッキング

ヴァイオリンやヴィオラ・チェロなど四重奏のようなアプローチ。

ストリングスは白玉で雰囲気ある演奏がつくれます。

主旋律アプローチ

イントロでメロディーだったり、歌の裏メロやオブリガート(合いの手)だったり。

オクターブで演奏することでしっかり主張することができます。

リズミカルバッキング

ストリングスはリズミカルに刻むと、元気が出るサウンドをつくることができます。

定番のオクターブ奏法で刻んでみました。

 

 

ブラス系

こちらも「なんでも手弾き屋スタイル」向け。

金管楽器といえばホーンセクションですよね。

【バンドキーボード入門】スタイル④なんでも手弾き屋

ホーンセクションアプローチ①

同じフレーズを繰り返すと印象的ですよね。

ペンタトニックスケールやブルーノートスケールを使うと、かっこいいフレーズがつくれます。

ホーンセクションアプローチ②

要所を絞って入れると、これぞホーンセクションというサウンドになります。

サウンドのアクセントになるので、ぜひ覚えたい手法です。

 

シンセ系

「シンセで攻めますスタイル」なら、まず「シンセリード」と「シンセパッド」を押さえましょう!

シンセリードひとつとっても音色は無限。

正解はないので、プリセットの音を全部鳴らしてみましょう!

【バンドキーボード入門】スタイル③シンセで攻めます

シンセリードでメロディ

サウンドの主役になれる音、それがシンセリード。

イントロなどで、メロディーを弾けば注目されること間違いなし!

シンセリードでアルペジオ

シンセリードは使い方によっては効果的なバッキングにもなります。

同じフレーズの繰り返しですが、とても効果的です。

シンセパッドで雰囲気演出

白玉でコードを押さえるだけで雰囲気がつくれてしまうシンセパッド。

ピアノととても相性がいいので、組み合わせて使ったりしても楽しいですね。

 

ひとつの音色でも、いろんな弾き方があるのね。

うさぼんぬ

まえばよしあき

実際にコピーする曲がどんな演奏をしているか、バンドスコアで見てみるといいね!

 

バンドスコアの使い方ヒント

代表的な音色の解説をしてきました。

では、実際にバンドスコアをどう活用するか?

 

こんな風に書かれていることが多いと思います。

この場合、Stringsは「ストリングスカテゴリー」から、Synthは「シンセカテゴリー」から探すということですね。

まえばよしあき

全てがこの限りではないけど、カテゴリー分けで音色は探しやすくなりますよ!

 

シンセは種類が多く探すのが大変ですが、こちらの記事を参考にするとよいと思います。

【バンドキーボード入門】スタイル③シンセで攻めます

 

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

無限ともいえるキーボードの音色。

ポイントは「音色カテゴリー」ということがおわかりいただけたでしょうか。

 

音源を聴きながらバンドスコアを見て、キーボードで似ている音色を探す。

このステップの繰り返しで音色に対する知識がどんどん深まります。

 

まとめるぞ。

うさぼんぬ

  • 音色は「カテゴリー」で探して選ぶ。
  • よく使われている音色カテゴリーはほぼ決まっている。
  • バンドスコアに書かれている音色名はカテゴリー名と考えるとよい。
  • 音色選びに正解はない。
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