前回は音楽の3つの要素について解説してきました。
【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|知識①音楽の3つの要素おさらいをすると・・・
- 音楽は「メロディー」「ハーモニー」「リズム」の3つの要素でできている。
- メロディーには、メインメロディー(主旋律)とサブメロディ(副旋律)の2つがある。
- ハーモニーとは2つ以上の音が同時になっている状態のこと。別名和音。ハーモニーをわかりやすく記号化したのが「コード」。
- リズムとは時間の流れ。メロディーとハーモニーを音楽として成り立たせているもの。
というお話でしたね。
なんとなくはわかったものの・・・
これが実際の楽曲とどう関係があるのか、いまいちピンと来ない方もいるかもしれません。
今回は、3つの要素の中の「メロディー」と「ハーモニー」について詳しく解説していきます。
うさぼんぬ
メロディーって何でできているの?
メロディーについて説明する前に、こちらをごらんください。
なんの変哲もない「ドレミファソラシ(ド)」です。
この「ドレミファソラシ(ド)」こそが、メロディーの源泉です。
言い方をかえると、メロディーとはこの7つの音の組み合わせでできています。
この7つの音のことを音楽用語で「メジャースケール(長音階)」といいます。
上記の場合、メジャースケールの基準になる音(=主音)が「ド」。
「ド」の英語音名は「C」なので【Cメジャースケール】となるわけです。
まえばよしあき
赤とんぼの楽譜を見てみましょう。
実際に弾いてみるとわかりますが、すべて白鍵だけでできていますね。
まえばよしあき
ハーモニーってどうやってできているの?
次にハーモニーのお話です。
ポップスにおけるハーモニーを表したものが「コード」です。
まえばよしあき
では、「コード」とはなにか。
コードとは、曲の中で使われているハーモニー(和音)を記号で示したものです。
ちょっと難しそうですね。
さきほどのメジャースケールを見てみましょう。
このスケールの音をひとつ飛ばしで積み上げてみます。
なんと、コード「C」ができました。
同じ要領で、積み上げていくと7つのコードができますね。
これがポップスにおけるハーモニーの源泉です。
つまり、この7つのコードを組み合わせて楽曲がつくられています。
この7つのコード群のことを音楽用語で「ダイアトニックコード」と呼びます。
コードネームを覚えるためには、音名を英語音名で読むことからはじめましょう。
あかとんぼのコード進行をみてると・・・
すべて「KEY=C」のダイアトニックコードからつくられていることがわかりますね。
うさぼんぬ
この記事のまとめ
いかがでしたか?
メロディーはまだしも、コードについては難しいという印象がついていたかと思いますが、実はとてもシンプル。
ご紹介した内容はしっかり理解しておきましょう。
ここがしっかり理解できていると、コードを弾きこなすことがより身近になっていきます。
参考になれば嬉しいです。
うさぼんぬ
- メロディーの源泉は「ドレミファソラシド」。この音の並びを「メジャースケール」という。
- コードの源泉は、メジャースケールをひとつ飛ばしで積み上げたコード群。これを「ダイアトニックコード」という。
- 英語音名の読み方に少しずつ慣れていこう。
【ベストセラー】初の電子書籍出版!
超初心者が初心者になるための「ピアノ伴奏」決定版!楽譜・図解・動画付きで楽譜が読めない人でも安心♪
【読者限定特典】コード伴奏をマスターするエクササイズ付き!
超実践的なメソッド配信!
登録者限定ピアノレッスン、セミナー資料プレゼント、キャンペーン情報など。ブログには書かないおトクな方法をお届け。
バンド・セッション・弾き語り・ソロピアノまで、幅広く使える「オシャレ」で「超実践的」な独自メソッドを知るチャンス!