こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
前回まで、シンセサイザーの音作りの基本について解説してきました。
今回から、シンセの代表的な音色と作り方について解説していきます。
うさぼんぬ
シンセサイザーの代表的な音色はたった5つ!
シンセサイザーの音色!というだけでひるみそうになりますが、実はたった5つのカテゴリーに分類することができます。
- シンセベース(Synth Bass)
- シンセリード(Synth Lead)
- プラック(Pluck)
- パッド(Pad)
- シーケンス(Sequence)
それぞれの音色の特徴について観ていきましょう。
1、シンセベース(Synth Bass)
シンセベースは、名前の通りベースパートを担当する音色です。
最近は、ベーシストがシンセベースを弾く機会が増えましたね。
こちらの曲はイントロやサビがシンセベース、それ以外はベースと使い分けています。
シンセベースの演奏は、ルート音を中心にシンプルなリズム刻んでいることが多いです。
シンセベースの特徴
- モノフォニック
- サスティン高めの持続音系
2、シンセリード(Synth Lead)
シンセリードは、主にメロディやソロパートを取るときに使う音色です。
シンセブラスもシンセリードの一種に含まれます。
シンセリードの特徴
- モノフォニック
- サスティン高めの持続音系
3、ブラック(Pluck)
プラックとは、主にコードパートを演奏する音色です。
ブラック(Pluck)には「弦楽器をかき鳴らす」という意味があり、ギターやハープなどの楽器の音色に似ています。
ピアノやギター、ベルなどもプラックの一種として考えておくといいでしょう。
シンセベースの特徴
- ポリフォニック
- サスティン低めの減衰音系
4、パッド(Pad)
Pad(Pad)とは、サウンドの広がりや空気感を演出する時に使われる音色です。
「パッド(Pad)」には”隙間を埋める”という意味があり、シンセのアレンジでは白玉演奏する機会が多いです。
シンセストリングスも、パッドのカテゴリーに含まれます。
シンセベースの特徴
- ポリフォニック
- サスティン高めの持続音系
- アタック遅め
5、シーケンス(Sequence)
シーケンスとは、あらかじめプログラミングされたパターンを機械的に演奏してくれる音色です。
シーケンスの役割は「にぎやかし」。
打ち込み音楽には頻繁に使われていますが、実際の生演奏では使う機会は少ないかもしれません。
最近のシンセには「アルペジエーター」という機能があり、ライブ中でもテンポに合わせて演奏するバンドもいます。
シーケンスがあるとバンドサウンドに華やかさが加わるので、余裕があったら使ってみたいところです。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
シンセの音色は無限と思いきや、実はたった五つにカテゴリー分けができます。
それぞれの音色の特徴を押さえておけば、自在に音作りができるようになりますよ!
うさぼんぬ
この記事のまとめ
- シンセの音色は5つにカテゴリー分けすることができる。
- 「モノかポリか」「持続音系か減衰音系か」「エンベロープの設定は?」を押さえておけば音作りがラクになる!
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