前回は、右手の弾き方の中から「ハモリの作り方」について解説をしてきました。
【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|実践⑤ハモリの入れ方ハモリの入れ方のポイントはこちら。
ハモリの入れ方まとめ
- ハモリとは、二つのメロディーの音程関係によって生まれるハーモニーのこと。
- 音程とは音と音の間隔。この間隔幅で響きが変わる。
- ハモリは基本的にメジャースケール上の音でつくられている。
- もっとも主流なハモリは3度ハモリと6度ハモリ。
- ポイントはたくさん使いすぎないこと。盛り上がる時や曲の落ち着く時など、要所で使えると◎。
さて、右手のバリエーションも大分増えてきましたね。
今回は、さらに踏み込んで「オクターブ」「コード+オクターブ」の使い方について解説していきます。
うさぼんぬ
オクターブとは?
オクターブとは、「ある音」と「完全8度音程にある音」のことです。
うさぼんぬ
完全8度とは、「1度」からメジャースケールに沿って数えて8番目の音のこと。
まえばよしあき
また、オクターブは半音で数えると12個の音程で構成されています。
「1度」と「8度」を同時に演奏することを「オクターブ奏法」といいます。
オクターブ奏法の特徴はこんな感じです。
- 基本的に「1」と「5」(もしくは「4」)の指で弾く
- サスティンペダルを踏むながら弾かないと音が切れる
- 単音と比べてより音が際立つ
- 静かな場面や盛り上がる場面でも使われる
実際に音で聴いてみましょう。
オクターブ
より際立った印象がありますね!
オクターブ奏法で演奏してみよう
オクターブは静かな場面でも、盛り上がる場面でも使えます。
今回は曲がより盛り上がったシーンを想定して、オクターブでメロディーを弾いてみました。
単音で弾いた時よりも、メロディーの主張が強くなりましたね。
「オクターブ+コード」でよりゴージャスに
オクターブの特徴を利用しつつ、コードを一緒に弾くことでさらにゴージャスなサウンドにすることができます。
3パターンの押さえ方ができるようになります。
オクターブ+コードのパターン
ルートオクターブ+コード
まえばよしあき
音使いで押さえる指づかいも変わってくるので、自分なりに弾きやすい指づかいを見つけてみてください。
まえばよしあき
実例
では、赤とんぼを例に使ってみましょう。
やり方はとってもシンプル。
弾き方はオクターブの間にコードトーンを加えるだけ、です。
かなりゴージャスサウンドになりましたね!
この記事のまとめ
いかがでしたか?
オクターブ奏法を弾きこなすには、ある程度の慣れが必要です。
練習方法は別の機会に解説していきたいと思いますが、使えそうなところから使ってみてください!
参考になれば嬉しいです。
うさぼんぬ
- オクターブは「1度」からメジャースケールに沿って「8番目の音」のこと。または、半音12番目の音。
- オクターブを使うことで、単音にはない際立った印象を与えることができる。
- オクターブは静かな場面・盛り上がった場面でも使われる。
- オクターブの間にコードトーンを加えると、よりゴージャスなサウンドになる。
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