【ピアノ弾き語り伴奏】初心者入門コーナー
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前回はコードを「転回」させることについて解説してきました。

おさらいをすると・・・
- 転回とは、コードの積み方を変える手法のこと。
- 転回形はコードの響きを変えることができるだけじゃなく、コードとコードの繋がりを滑らかにできる。
これによって「右手がやること」が明確になりましたね。
今回は、伴奏でもっとも大切なリズムについて解説をしていきます。
うさぼんぬ
この記事ではこんなことがわかるぞ。
右手でリズムを刻む
もっとも基本的な伴奏は、右手でリズムを刻むことです。
最初は「リズムを刻む」ことを「拍を鳴らすこと」と考えてみましょう。
こちらの譜面をご覧ください。
前回作った「チェリー」のAメロの右手を四分音符で刻んでいるものです。
リズムが刻まれることで、演奏に動きがでましたね!
まえば
メトロノームに合わせて練習をすることで、より安定した伴奏にすることができます。
左手でリズムの間を埋める
次に左手の役割を見ていきます。
伴奏における左手は、主にベースパートを担当します。
これまではすべて白玉(全音符)でしたが、
左手を四分音符の間にあたる「裏拍(=八分音符)」に入れることで、演奏に推進力がでるんです。
実際に例を見てみましょう。
コードが一小節変わる場合
コードが2拍ずつ変わる場合
八分音符を入れる場所を組み合わせるだけで、こんな風に伴奏を作ることができます。
うさぼんぬ
完全に伴奏になったな。
実際に弾いてみよう
では、実践!
やることがわかったら手を動かしましょう!
ここまでの解説を踏まえて、チェリーの1番をアレンジしてみました。
たったこれだけでもしっかり伴奏になっていますね!
この記事のまとめ
いかがでしたか?
「コードを伴奏にするたった4つのステップ」、なんだかんだ3回がかりになってしまいました。
ご紹介した内容は、あらゆる曲に汎用的に使える手法です。
伴奏のスタートはまずはここから。
これができるようになれば、よりできる幅も広がっていきます。
まずは楽しみながらやってみてください!
うさぼんぬ
まとめるぞ。
- 「リズムを刻む」こととは「拍を鳴らすこと」と考えておく。基本的に拍を鳴らすのは右手。
- 左手はベースパートを担当、右手の鳴らす拍の間(裏拍=八分音符)に音を入れることで演奏に推進力がでる。