こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
コードを見て演奏する人たちを見て、こんな風に思ったことはないでしょうか?
うさぼんぬ
まえば
そうなんです。
「コードだけ」を見て演奏していると思われがちなんですが、実はその前に忘れてはいけないものがあるんです。
今回はコードを見て演奏するための「お作法」について解説をしていきます。
うさぼんぬ
【結論】コード演奏するには「ダイアトニック」を理解せよ!
ダイアトニックとは「曲の中心の」「メインの」という意味です。
英語だと「Diatonic」と書きます。
「〜ic」は接尾辞として使われるので、この後には「名詞」がきます。
音楽ではここに「スケール(音階)」と「コード(和音)」がくるわけです。
ダイアトニック・スケール
直訳すると「曲の中心になる音階」ということ。
ここで最も代表的なのが「メジャースケール」、すなわち調(キー)を決めるスケールです。
まえばよしあき
ダイアトニック・コード
そして、こちらは「曲の中心となる和音」ということになります。
つまり、曲を構成するスケール「ダイアトニック・スケール」でつくられた和音たちということ。
演奏者がどんなときも意識しているのは、このコードたちなんです。
ダイアトニック・コードの特性と働き
では、なぜ演奏者がそれぞれのコードを見て演奏できるのか?
それは、7つあるダイアトニック・コードの特性を知っているからです。
コードにはそれぞれに3つの特性があります。
- トニック:安心
- サブドミナント:ちょっと不安定。トニックにもドミナントにも行ける。
- ドミナント:不安定。トニックに行きたくなる。
コードのこういった特性を活かして、曲は作られ演奏されていたりするわけです。
(今回は詳しい説明は省略します)
この特性を理解していると・・・
まえばよしあき
とか。
まえばよしあき
とか。
こういった情報を条件反射で取り出すことができるというわけです!
最初に理解するべきものは「調(キー)」
では、どうすれば「自由なコード演奏」ができるのか。
結論は、調(キー)の理解が大前提。
全てのキーのダイアトニック・コードとスケールを弾けるようにしておくこと。
世の中にはコードトーンやスケールを使ったフレーズ集というのもたくさんありますが、
コードの特性を理解していないと使いこなすことは難しいとも思います。
まず曲の調(キー)を確認して、曲のダイアトニックを把握する。
この考え方が身体に染み込んでいるので、どんな曲がきても演奏できるわけですね!
ダイアトニック以外のコードを「ノン・ダイアトニック・コード」といいます。
ダイアトニックにはない音を使うコードで、まったく違った雰囲気を加えることが可能!
ノン・ダイアトニックを使うにも、ダイアトニックの理解がないと使えません。
まずはダイアトニックから!ぜひ理解を深めてみてください。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
ダイアトニックの理解は自由なコード演奏の一歩目、というお話でした。
聞きなれない言葉もあったかもしれません。
その音を使う理由、
そのコード進行が使われる理由、
そのコード進行だからこうやって演奏している理由、など。
これらは全て「ダイアトニック」から始まっています。
まずは全てのキーのメジャースケールの練習して、調(キー)の理解を深めてみましょう!
参考になれば嬉しいです。ではまた!
うさぼんぬ
- コード演奏は「コードだけ」を見ているわけではない。
- 曲の理解は調(キー)からはじまり、ダイアトニック・スケール&コードへと繋がる。
- ダイアトニック・コードの特性を理解していることで、演奏のバリエーションが増える。
- ノン・ダイアトニック・コードを使うにも、ダイアトニック・コードを理解していないとはじまらない。
- まず、全部のキーのメジャースケールを練習しよう。
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