歌のない場所で何していいかわからないから、よい方法があれば知りたいぞ。
うさぼんぬ
こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
今回はこのお悩みについて解説していきましょう。
この記事ではこんなことがわかります。
- 伴奏で「歌の合いの手」を入れる方法がわかる
- プロが実際に手クセで使っているフレーズがわかる
- コードを使った自由な演奏に近づく
まえばよしあき
歌の合いの手とは?
歌っていな場所で楽器がフレーズを入れると、「間を埋める」だけでなく「歌がより引き立つ」という効果があります。
うさぼんぬ
例えば、こちらの演奏。
歌が休みの箇所で「何か」を弾いていますよね。これが「歌の合いの手」です。
まえばよしあき
合いの手を入れるメリット
「合いの手」を入れるメリットは大きく2つ。
歌がない部分に楽器の音が入ることで、間を埋めることができます。
それだけでなく、効果的な合いの手は歌のあとの余韻を引き立たせる効果があります。
この相乗効果から弾き語り全体が魅力的になっていくわけですね。
AメロからBメロなどセクションが変わるときなど、合いの手を入れると場面転換がハッキリします。
これによってメリハリのある演奏をつくることができます。
合いの手に使える魔法のコードとは?
合いの手で使うのフレーズは、押さえているコードの応用でカンタンにつくることができます。
特に使いやすい「add9」と「sus4」というコードについて、ご紹介していきます。
add9とは、トライアドに9thの音を加えたものです。
「add」とは足す、という意味があります。
スケール上の9番目の音をトライアドに足すということですね。
つまり、こういう風におさえるコードになります。
「sus4」とは、コードの3度の音をおとなりの4度にずらしたコードのことです。
英語の「suspended」(吊るす)という単語から来ており、とりあえず「一時的にずらす」くらいの解釈でよいでしょう。
まえばよしあき
add9でできる!合いの手フレーズの作り方
まず、add9の押さえ方・合いの手フレーズの作り方を見ていきましょう。
add9はダイアトニックコードの中で使えるものと使えないものがあります。
まえばよしあき
右手の指は「1・2・3・5」で押さえましょう。
右手の指は「1・3・4・5」で押さえると弾きやすいです。
addで使えるの6つの型
では、フレーズの作り方について解説していきます。
フレーズは作るというより、ご紹介するような「型」で覚えてしまうのが手っ取り早いです。
以降は「add9」の表記は削除します。
ご紹介する内容は【I・IIm・IV・V・VIm】の時に使えるという認識で読み進めてください。
add9というコードの押さえ方が、どのようにフレーズになっているかに注目してみてください。
うさぼんぬ
【実例】ミックスして弾くとこうなる!
実際にご紹介したフレーズを使って伴奏してみると、このような形になります。
うさぼんぬ
sus4でできる!合いの手フレーズの作り方
次は「sus4」について詳しくみていきましょう。
ダイアトニックで「sus4」を使いやすいコードはこの4つです。
「IV」でもsus4は使えるのですが、メジャースケール上にはない音を使うことになるので今回は省略します。
sus4で使える4つの型
実際に使えるバリエーションを見ていきましょう。
【実例】ミックスして弾くとこうなる!
「add9」の音づかいも混ぜて弾いてみました。
うさぼんぬ
まえばよしあき
この記事のまとめ
それでは、まとめです。
- 「歌の合いの手」をいれると、歌を引き立てる演奏になり、伴奏にメリハリが出る。俗に「フィルイン」「オカズ」ともいう。
- 5度の音を同時に鳴らすことで、和音感を損なわないフレーズにできる。
- 同じ音使いでも、リズムの変化で無限にパターンが作りだせる。
「add9」「sus4」というコードの持つポテンシャルを感じていただけたのではないでしょうか?
まえばよしあき
参考になると嬉しいです!
右手の合いの手フレーズをさらにカッコよくしたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【ピアノ弾き語り】伴奏で「歌の合いの手」を入れる方法(左手編)【ベストセラー】初の電子書籍出版!
超初心者が初心者になるための「ピアノ伴奏」決定版!楽譜・図解・動画付きで楽譜が読めない人でも安心♪
【読者限定特典】コード伴奏をマスターするエクササイズ付き!
超実践的なメソッド配信!
登録者限定ピアノレッスン、セミナー資料プレゼント、キャンペーン情報など。ブログには書かないおトクな方法をお届け。
バンド・セッション・弾き語り・ソロピアノまで、幅広く使える「オシャレ」で「超実践的」な独自メソッドを知るチャンス!