「バンドキーボーディスト」解説シリーズ
バンドキーボーディストのアレコレを解説していくシリーズです。
キーボーディストとひとことで言ってもスタイルはさまざま。
当サイトでは説明のため、4つのスタイルに分けて解説します。
実際はスタイルの組み合わせですが、どれかを主体にすることが多いです。
それぞれを理解することで、これからやるべきこと、購入する楽器や機材・学ぶ順番まで明確になります。
- バンドピアニストスタイル
- ザ・キーボードスタイル
- シンセで攻めますスタイル
- なんでも手弾き屋スタイル
今回はその中のひとつ、最も花形的「バンドピアニスト」についての解説です。
うさぼんぬ
バンドピアニストスタイルの特徴
ピアノは鍵盤数が88鍵もあり、全ての楽器の中で最多。
どの楽器よりも鳴らせる音が多い=音域が広い楽器です。
うさぼんぬ
音域が広いので、ピアノは一台で音楽を成立させることができます。
クラシックやオーケストラ、ジャズ、ポップスまで幅広い音楽を再現できてしまうんですね。
でも、バンドの中での役割は少し違います。
バンドサウンドの中心になるときもあれば、脇役に徹することもあります。
鍵盤は上から音をグラフィカルに見ることができるため、全体のアレンジを把握しやすいのが特徴です。
バンド全体を見渡しながら演奏する幅広い視野が大切ですね。
うさぼんぬ
まえばよしあき
ピアノの演奏スタイルいろいろ
ピアノ演奏スタイルといっても多種多様。
バンドの中で際立つ存在になるために、ルーツとなるような演奏スタイルを知ってとよいでしょう。
Blues Piano(ブルースピアノ)
Boogie-Woogie Piano(ブギウギピアノ)
Jazz Piano(ジャズピアノ)
Latin Piano(ラテンピアノ)
Funk Piano(ファンクピアノ)
これらは一例です。
うさぼんぬ
まえばよしあき
いよいよ、バンドピアノスタイルの演奏を紹介していきます。
代表的なバンドピアノスタイル10選
代表的でかっこいいバンドやアーティストを選んでみました。
まえばよしあき
- BONJOVI
- サザンオールスターズ
- スキマスイッチ
- ヨルシカ
- ゲスの極み乙女。
- 小林武史(BankBand)
- 東京事変
- Official髭男dism
- King Gnu
- EGO-WRAPPIN’
デヴィッド・ブライアン(BONJOVI)
キーボードの「デヴィッド・ブライアン」は、ぼくのロック魂に火をつけたキーボーディストです。
彼こそ「バンドキーボーディスト」と代表だと思います。
サザンオールスターズ
キーボードがいるバンド日本代表といっても過言ではないですね。
この曲ではピアノがしっかりフィーチャーされていて、バンドのピアノの存在感がわかりやすいと思います。
スキマスイッチ
こちらもバンドピアニストとして有名ですね。ポップでロックでどこかおしゃれ。
ポップスにおけるサウンドメイクは参考にしたい要素が盛りだくさんです。
ヨルシカ
ダンサブルなリズムの上で、弾きまくってますがまったくうるさくないどころかとても心地よいです。
音の出し弾きがとても上手で、ピアノアレンジは勉強になりますね。
ゲスの極み乙女。
曲に溶け込みながらもしっかり主張があり、バンドピアノのお手本のようなかっちょいアレンジです。
オクターブや早弾きなど、ピアノのおいしい要素がふんだんに使われています。
小林武史(BankBand)
Mr.Chirdrenなどのプロデューサーとして有名ですが、ピアニストとしてもしっかりとした実力を兼ね備えています。
とてもバランスのとれた演奏で、聴いていて心地いいです。
伊澤一葉(東京事変)
ロックやジャズのエッセンスをふんだんに取り入れ、堅実で、時にアゲレッシブな演奏を繰り広げます。とにかくうまいです。
自身もリードボーカルをしたりギターを弾いたりのマルチプレイヤーです。
Official髭男dism
一気に国民的バンドに上り詰めた彼ら。とにかくセンスが桁違いです。
ピアノボーカルなので、ピアノの演奏は控えめと思いきや、要所でしっかり攻めた演奏もしてきます。
King Gnu
こちらも間違いなく次世代を担うバンド。ピアノだけでなく、全てのアレンジが緻密に考えられて、洗練されています。
洗練されているだけでなく、どこか荒々しさを出せるのが本当にすごい。
EGO-WRAPPIN’
ジャズやロカビリー、ラテンなどの音楽エッセンスをベースに日本歌謡との融合に成功した数少ないバンド。
ホーンセクションなどの大編成で活躍するピアノは必聴です。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
どのバンドでもサウンドの中心にピアノサウンドがあり、同じピアノなのに個性豊かなサウンドばかりですよね。
たくさんの演奏を聴いて自分の好きなプレイヤーをチェックしておくとよいでしょう!
うさぼんぬ
- ピアノは楽器の王様。弾ける音域が広く、それ一台で音楽を成立させることができる。
- バンドでのピアノは、サウンドの中心になるときもあれば、脇役に徹することもある。
- 常に広い視野を持つことを心がけておくことが大事。
- ピアノ演奏スタイルは多種多様、ルーツの演奏スタイルを知っておくとボキャブラリになる。
- バンドピアニストの世界は実力派揃い、練習頑張ろう!笑
【ベストセラー】初の電子書籍出版!
超初心者が初心者になるための「ピアノ伴奏」決定版!楽譜・図解・動画付きで楽譜が読めない人でも安心♪
【読者限定特典】コード伴奏をマスターするエクササイズ付き!
超実践的なメソッド配信!
登録者限定ピアノレッスン、セミナー資料プレゼント、キャンペーン情報など。ブログには書かないおトクな方法をお届け。
バンド・セッション・弾き語り・ソロピアノまで、幅広く使える「オシャレ」で「超実践的」な独自メソッドを知るチャンス!