こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
曲を演奏しているときに気になってしまうのがミスタッチ。
一度ミスタッチをしてしまうと、その後もトラウマのように繰り返してしまうことも・・・
まえばよしあき
では、なぜミスタッチは起こるのか?
理由はさまざまですが、ここだけは押さえておくべきポイントをあげてみました。
- 運指が定まっていない
- ミスしやすい場所を把握していない
- 弾けないテンポで練習している
うさぼんぬ
原因がわかれば、それをやらないようにすればよいだけ。
今できていなかったとしても、これから改善していけばよいだけです。
実際にぼくが改善できた経験から、練習方法や取り組みを解説していきます!
うさぼんぬ
1、運指が定まっていない
運指が無理やりだと、ミスする可能性はあがります。
連続するフレーズを同じ指で弾こうとしたり、
オクターブ上がるフレーズの運指が無理やりだったり、
指くぐりや指またぎを使わなかったり。
運指は慣れもありますが、まずは無茶な運指になっていないかチェック!
具体的な解消法をみていきましょう。
解消法
運指とは「指づかい」のこと。
指づかいを把握するためには指番号を知っておきましょう。
指番号でいうと、4・5の指(薬指・小指)は元々力が弱く、コントロールしづらい指になります。
そのため、1・2・3の指に頼りたくなりがちですが、
たとえ使いづらくでも5本の指で演奏する指づかいを目指しましょう。
まえばよしあき
運指が決まったら、譜面に指番号を書き込んでおくといいと思います。
運指は定着するまでは、忘れてしまいがちです。
指がその動きを覚えるまで、なんども繰り返して練習しましょう!
2、ミスしやすい場所を把握していない
自分がいつもどこで間違えるのか、どこが苦手と感じているのか。
自分自身でウィークポーントを把握できていないことが多いです。
毎回同じところでつまづいているようだったら、まずは場所を特定して、どの動きが苦手なのかまで絞り込んでいきましょう。
解消法
自分の演奏を客観的に観て&聴いていますか?
スマホがあれば、自分の演奏動画を撮影してチェックできます。
録画したら、譜面をみながら演奏を聴き返して、ミスしているところに印をつけましょう。
そして、そこだけを抜き出して練習してみてください。
ラクに弾けるのであればケアレスミスかもしれないし、実は苦手な場所なのかもしれません。
こういう風に客観的に自分の演奏のクセを観察して、自覚することがミスをなくす第一歩です。
まえばよしあき
3、弾けないテンポで練習している
これが一番の原因かもしれないのですが・・・
早く弾けるようになりたいばっかりに、速いテンポで弾く練習をやりがちです。
速く弾けたからと満足して、細かいミスタッチや演奏表現に目をつぶりがち。
正確に弾くことを目指してはじめて、その先に進めます。
では、どうすれば解消できるのか。
解消法
「ゆっくり・じっくり・丁寧に」弾く練習をすることです。
早く弾けるようになりたいばっかりに、弾けないテンポで練習してしまいがちなんです。
演奏は「今奏でている音」と「これから奏でる音」の繰り返し。
それぞれを自分の中で意識して弾けて、はじめて「弾ける」という状態になります。
だから、自分が確実に弾けるテンポまで落として練習をする必要があるんです。
初心者のころは「タイム感」が備わっていないため、メトロノームを使った練習に抵抗があります。
テンポをキープできなかったり、遅く弾くことに満足ができないんです。
うさぼんぬ
速く弾けたことで、一時的な満足感は得られるかもしれません。
ただ、ミスタッチはクセがつくとなかなか抜け出せなくなります。
気づいた今だからこそ、ゆっくり弾く練習する癖をつけていってほしいと思います。
まえばよしあき
この記事のまとめ
いかがでしたか?
楽器演奏は1日にして成らず。時間がかかるものです。
毎日コツコツと続けることが結果最短距離だったということは、僕のまわりのプロミュージシャンも口を揃えて言います。
練習の時間がとれない時があったとしても、今の練習を見直したり整理することで変わることがあるはずです。
ご紹介した内容が参考になったら嬉しいです!
うさぼんぬ
- ミスタッチはクセになると抜け出せなくなる。気づいた今だからこそ練習を見直そう。
- 運指に無理がないか見直そう。運指は指に馴染むまで繰り返そう。
- 客観的に自分の演奏を観察しよう。ミスが多い場所はスコアに印をつけておこう。
- できないことを速く弾こうとせず「ゆっくり・じっくり・丁寧に」練習しよう。結果的にそれが近道。
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