キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。
みなさんは「これから曲を練習しよう!」というときに、何からはじめますか?
実は、挫折してしまいがちな人に共通していることがあります。
それは「曲の構成を把握していない」ということです。
練習前のちょっとした工夫で、練習が何倍にも効率的になります。
- 今どこを演奏しているか
- どのくらい弾けるようになったのか
- これから何に取り組んでいけばいいのか
このあたりを抑えながら練習に取り組んでいくだけで、曲の理解スピードが劇的に変わります。
今回は、僕が実際に気をつけているポイントをお話ししたいと思います。
結論:一番最初に曲の構成を把握すること
という、結論なのですが・・・
みなさん、楽器の前に座り、譜面を広げて、いきなり最初の音から弾こうとしていませんか?
うさぼんぬ
何も考えず曲を弾き始めることははっきりいって非効率です。
取り組み方を変えるだけで曲の吸収率が劇的に変わります。
- 演奏する曲の譜面を用意する
- 譜面を見ながら楽曲を聞き、全体の構成を把握する
- 練習を着手する場所を決める
ひとつずつみていきましょう!
1、演奏用の譜面を用意する
言わずもがなですね。まず、何かしら演奏するための譜面を用意しましょう。
2、譜面を見ながら曲を聴き、全体の構成を把握する
次に、最も大切なこと。
「全体の構成を把握する」ということです。
ブロック構成・小節数・リハーサルマークなどを、実際に曲を聴きながら追いかけてみましょう。
ポップスは、イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ・・・などで構成されています。
各ブロックは「繰り返し」になっていたり、「類似したメロディ・コード構成でつくられている」ことが多いです。
BeatlesのLet It Beで構成をみていきましょう。
- Intro
- 1番(A・A’・B)
- 2番(A・A’・B・B’)
- Inter
- 間奏(ギターソロ)
- B
- 3番(A・A’・B・B’・B”)
- Outro
上記の構成を整理してみると・・・
- イントロとAメロはコード進行が同じ(もしくは似ている)
- 1〜3番のA・Bのコード進行は同じ(もしくは似ている)
- 間奏(ギターソロ)のコード進行はIntroやAとコード進行が似ている
- InterとOutroはBの最後の進行を繰り返している
という具合に、曲の構成が見えてきます。
ここから、Let It Beの場合・・・
うさぼんぬ
という結論に至れるわけです。
構成を把握することで、曲の習得が段違いに早くなりそうですね。
3、練習を着手する場所を決める
全体が把握できたら、いよいよ楽器で音を出していきましょう。
前述のことから、必ずIntroからはじめればいいというわけではありません。
最初に曲の一番盛り上がるサビからやってもよいですし、AとBをひたすら練習してもよいでしょう。
(ちなみにLet It Beはイントロが弾ければAメロも弾けます)
ポップスはこういった同じ(もしくは似ている)進行が多く使われているので「楽しそう!」と感じるところからはじめるのもよいですね。
まとめます
譜面を開いて、最初から弾きはじめるだけでは逆に非効率、というお話でした。
- 演奏する曲の譜面を用意する
- 譜面を見ながら楽曲を聞き、全体の構成を把握する
- 練習を着手する場所を決める
構成を把握するということは、いわば地図を広げて道順を探るようなもの。
ポップスは「繰り返し」や「似ている構成」がたくさん登場するので、
曲を構成しているブロックの共通点を探してみるのがポイントです。
なかなか曲が覚えられない!という人の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり。
【ベストセラー】初の電子書籍出版!
超初心者が初心者になるための「ピアノ伴奏」決定版!楽譜・図解・動画付きで楽譜が読めない人でも安心♪
【読者限定特典】コード伴奏をマスターするエクササイズ付き!
超実践的なメソッド配信!
登録者限定ピアノレッスン、セミナー資料プレゼント、キャンペーン情報など。ブログには書かないおトクな方法をお届け。
バンド・セッション・弾き語り・ソロピアノまで、幅広く使える「オシャレ」で「超実践的」な独自メソッドを知るチャンス!