【カンタン】エンディングなどで駆け上がるピアノアルペジオのコツ

曲の終わりにピアノが「タリラリラ〜ン」って駆け上がってるやつのやり方が知りたい!

うさぼんぬ

こんにちは。キーボーディストのよしまる(@440keyboard)です。

今回は、曲のエンディングで使われている「駆け上がりフレーズ」をご紹介したいと思います。

この記事ではこんなことがわかります。

  • エンディングで鍵盤を駆け上がるアルペジオ奏法がわかる
  • マンネリしたエンディングから脱却できる
  • オープニングや曲中で注目を集めることができる

まえばよしあき

エンディングなどでよく聞く駆け上がりフレーズがどんなふうに出来ているか。どうやって弾くのか。カンタンに使えるテクニックをご紹介します。

駆け上がりフレーズの秘密

「ピアノ駆け上がりフレーズ」の音使いは実にシンプル。

もっとも一般的なのは、コードのアルペジオを順番に弾く!

これだけです。

 

例えば、最後のコードが「C」で終わる場合。

「ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ〜」と、コードを順番に駆け上がるように弾いているわけですね。

それって難しくないのか?

うさぼんぬ

まえばよしあき

難しそうに思うけど、実はとてもシンプルだよ。カンタンに弾けるコツを紹介するので、まずはやってみよう!

 

これからご紹介する「アルペジオの駆け上がり」についてのコツを先にご紹介しておきますね。

駆け上がりフレーズ3つのコツ
  • 運指(指番号)を決めておく。
  • 3連符をイメージして弾くとそれっぽくなる。
  • エンディングではサスティンペダル踏みっぱなしで、スピードに緩急をつける。

 

特に「運指」が大切です!

最初はなかなか滑らかに繋がらないと思うので、ゆっくり音が繋がるように練習してみましょう。

 

定番!3和音を使った駆け上がりフレーズ

では、基本的な3和音を使ったアルペジオから見ていきましょう!

転回形を変えるとどんな風に雰囲気が変わるのか、注目しながら聞いてみてください。

 

基本中の基本!メジャーコードの駆け上がり

運指例:「1・2・4」「1・3・5」

 

耳馴染みのあるフレーズですね!

運指例:「1・2・4」「1・2・5」

 

 

基本形よりゴージャスな雰囲気があります。

 

 

運指例:「1・2・4」「1・3・5」

 

他の転回形に比べると、まだ続きがありそうな雰囲気ですね。

まえばよしあき

このように、同じコードでも転回形をかえることで雰囲気が変わるということを覚えておきましょう。 

 

ちょっとおしゃれな「sus2」を使った駆け上がり

次に「sus2」というコードを使った駆け上がりフレーズをご紹介します。

純粋なメジャーコードとはちがった「クール」な雰囲気が特徴です。

運指例:「1・2・5」

 

 

普通のCメジャーコードに比べると、洗練された雰囲気になりましたね。

 

運指例:「1・2・5」

 

こちらは浮遊感のある雰囲気になりました!

 

運指例:「1・2・3」

 

 

個人的にはちょっと切ない雰囲気に感じます!笑

まえばよしあき

現代のポップスでとてもよく使われているので、ぜひマスターしてみてください!

もっとおしゃれに!4和音の駆け上がりをカンタンに弾く方法

では、次に「4和音」の駆け上がりフレーズのやり方を見ていきましょう。

4和音の駆け上がりフレーズを弾くコツはズバリ「左手を使う」です。

4和音も、どの転回形を使うかで雰囲気を変えることができます。

4和音駆け上がりのコツ①:左手を使う

4和音で駆け上がりを弾く場合、「左手1音・右手3音」という風に分けて弾くとラクに弾けます

 

例えば、基本形の場合。

このように「赤を左手」「青を右手」で弾くように分けてみましょう。

 

 

お?3和音のときよりラクに弾けるかも?

うさぼんぬ

まえばよしあき

左手が1音加わることで、右手が追いつきやすくなるよね!

 

4和音駆け上がりのコツ②:第三転回形を使う

4和音で一番弾きやすいと感じるのは「第三転回形」です。(個人的所感)

弾き方とその理由について解説しますね。

 

第三転回形は、図のように「右手:基本形」であることから、音がわかりやすく・弾きやすいんです。

個人差はあるとは思いますが、実際に弾いてみてください。

まず、CM7の駆け上がりを弾いてみましょう。

 

CM7は、3和音に比べると爽やかな雰囲気になりますね。

 

 

セブンスコードは、ブルーズ系の曲やちょっと余韻を楽しみたい時に使えそうです。

 

 

マイナーセブンスは、クールで都会的な雰囲気です。かっこいいですよね。

 

エンディングをさらに盛り上げるテクニック

ここまで紹介してきた奏法でも、かなりエンディングが豪華になったと思います。

もう一工夫することで、よりドラマティックにする方法をご紹介します。

それは、最後のコードの一つ前にドミナントコードの駆け上がりを入れる方法です。

とくによく使われる「SD(サブドミナント)/D(ドミナント)」の弾き方について解説していきます。

 

FM7/G

 

 

コードを弾いたあとは、FM7の第三転回形のアルペジオを繰り返しているだけです。

聞いたことがある雰囲気だな!

うさぼんぬ

 

Dm7/G

 

FM7より明るい雰囲気だな!

うさぼんぬ

 

この記事のまとめ

それではこの記事のまとめです。

この記事のまとめ
  • よく耳にする駆け上がりフレーズの正体は「コードアルペジオを順番に弾く」だけ。
  • コードの転回形を変えるだけで、雰囲気が変わる。
  • 駆け上がりのコツは「運指を決める」「3連符を意識する」「サスティンペダルは踏みっぱなし」。特に運指が大事。
  • エンディングで雰囲気を出したい時は、弾く速さの緩急をつけてみよう。
  • おしゃれにしたい時は「sus2」「4和音」がおすすめ。
  • 4和音は「第三転回形」で「左手を補助的に使う」と弾きやすい(個人的所感)。

駆け上がりフレーズには、いろんなバリエーションがあることがわかりますね。

バンド・セッション・弾き語りの伴奏だけでなく、ピアノソロでも使えるとても便利な奏法なのでぜひご活用ください!


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