前回は、右手のアレンジ手法として「音の間引き方」を解説しました。
【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|実践④右手の弾き方右手のアレンジ手法はこんな流れでつくる、というお話でしたね。
- メロディーを弾く(単音)
- コードチェンジのタイミングでコードを弾く
- 重ねたコードから音を間引く
- ハモらせる
- オクターブ奏法
- コード+オクターブ
今回は、右手のアレンジ手法のひとつ「ハモリの入れ方」について解説していきます。
うさぼんぬ
ハモリってなに?
「あるメロディーに対して違う音程で進行しているメロディーだったり、
そのふたつのメロディーがハーモニーをつくりだすこと」を「ハモリ」と呼びます。
ハモリの語源も「ハーモニー」からきています。
まえばよしあき
ハモリとは音程(音と音の間隔)から作られるもの。
この間隔の幅が広かったり、狭かったりすることで音同士の響き方が変わります。
こちらの記事でより詳しく音程について学べます👍
スタンダードなハモリの作り方
ハモリを作り方には色々ありますが、今回は最も代表的なものを紹介します。
考え方はごくシンプル。
ハモリも基本的にはメジャースケール上の音でつくられています。
代表的なハモリを「ドレミファソラシド」を例に解説します。
3度ハモリ
メロディに対して3度上もしくは3度下でハモる方法です。
3度上ハモリ
3度下ハモリ
まえばよしあき
6度ハモリ
こちらは少し難易度が上がります。
メロディーに対して6度下(正確には長6度か短6度)でハモる方法です。
6度下は3度上の音を1オクターブ下げた音とも考えられます。
6度下ハモリ
これらを実際の曲の中で使っていきます。
実際にハモらせてみよう
では、恒例の赤トンボにハモリを加えてみました。
メロディの流れから効果的に感じる場所だけに入れてみました。
より音楽的になったことが感じられるかと思います。
ハモリはたくさん入れすぎないこと。
盛り上がる時や、曲が終わる時など、要所で使うことで高い効果が得られます。
ハモリを入れることで曲の雰囲気がガラリと変わるので、見極められるようになるにはいろんな曲をコピーしてみるといいでしょう。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
前回の「音を間引く」と今回の「ハモらせる」。
この2つだけでも、かなりコードを使えるようになっている感じがしませんか?
この2つの手法はとてもよく使うので、ぜひ取り入れてみてください。
うさぼんぬ
この記事のまとめ
- ハモリとは、二つのメロディーの音程関係によって生まれるハーモニーのこと。
- 音程とは音と音の間隔。この間隔幅で響きが変わる。
- ハモリは基本的にメジャースケール上の音でつくられている。
- もっとも主流なハモリは3度ハモリと6度ハモリ。
- ポイントはたくさん使いすぎないこと。盛り上がる時や曲の落ち着く時など、要所で使えると◎。
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