【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|実践⑤ハモリの入れ方

前回は、右手のアレンジ手法として「音の間引き方」を解説しました。

【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|実践④右手の弾き方

右手のアレンジ手法はこんな流れでつくる、というお話でしたね。

  1. メロディーを弾く(単音)
  2. コードチェンジのタイミングでコードを弾く
  3. 重ねたコードから音を間引く
  4. ハモらせる
  5. オクターブ奏法
  6. コード+オクターブ

 

今回は、右手のアレンジ手法のひとつ「ハモリの入れ方」について解説していきます。

この記事ではこんなことがわかるぞ。

うさぼんぬ

ハモリってなに?

「あるメロディーに対して違う音程で進行しているメロディーだったり、

そのふたつのメロディーがハーモニーをつくりだすこと」を「ハモリ」と呼びます。

ハモリの語源も「ハーモニー」からきています。

まえばよしあき

「ハモる」という動詞で使われたりもしますね。

 

ハモリとは音程(音と音の間隔)から作られるもの。

この間隔の幅が広かったり、狭かったりすることで音同士の響き方が変わります。

 

【ピアノ・キーボード】コード理論を学習する前に① 〜音名と音程〜 実際の演奏の中には、この音程の特性を活かしたアレンジ多分に盛り込まれています。

こちらの記事でより詳しく音程について学べます👍

 

スタンダードなハモリの作り方

ハモリを作り方には色々ありますが、今回は最も代表的なものを紹介します。

考え方はごくシンプル。

ハモリも基本的にはメジャースケール上の音でつくられています。

 

代表的なハモリを「ドレミファソラシド」を例に解説します。

3度ハモリ

メロディに対して3度上もしくは3度下でハモる方法です。

3度上ハモリ

 

3度下ハモリ

 

まえばよしあき

同じ3度ハモリでも上と下ではまったく違う雰囲気がありますね。

 

6度ハモリ

こちらは少し難易度が上がります。

メロディーに対して6度下(正確には長6度か短6度)でハモる方法です。

6度下は3度上の音を1オクターブ下げた音とも考えられます。

6度下ハモリ

 

これらを実際の曲の中で使っていきます。

 

実際にハモらせてみよう

では、恒例の赤トンボにハモリを加えてみました。

クリックすると大きな画像がみれます。

 

メロディの流れから効果的に感じる場所だけに入れてみました。

より音楽的になったことが感じられるかと思います。

ポイント

ハモリはたくさん入れすぎないこと。

 

盛り上がる時や、曲が終わる時など、要所で使うことで高い効果が得られます。

ハモリを入れることで曲の雰囲気がガラリと変わるので、見極められるようになるにはいろんな曲をコピーしてみるといいでしょう。

 

この記事のまとめ

いかがでしたか?

前回の「音を間引く」と今回の「ハモらせる」。

この2つだけでも、かなりコードを使えるようになっている感じがしませんか?

 

この2つの手法はとてもよく使うので、ぜひ取り入れてみてください。

 

まとめるぞ。

うさぼんぬ

この記事のまとめ

  • ハモリとは、二つのメロディーの音程関係によって生まれるハーモニーのこと。
  • 音程とは音と音の間隔。この間隔幅で響きが変わる。
  • ハモリは基本的にメジャースケール上の音でつくられている。
  • もっとも主流なハモリは3度ハモリと6度ハモリ。
  • ポイントはたくさん使いすぎないこと。盛り上がる時や曲の落ち着く時など、要所で使えると◎。

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