前回から実践編に入って、コードの使い方として基本になる転回形の解説をしてきました。
【ピアノソロ】初心者でもカンタンアレンジ|実践①コードの使い方カンタンにおさらいです。
- コードアレンジの基本は「転回形」を使うこと。
- メロディーにコードを重ねる時には「メロディーが必ず一番上になる」「コードトーン以外のメロディーの時は、一番近いコードトーンを省略」の2点を踏まえて重ねる。
今回は左手の使い方について解説をしていきます。
うさぼんぬ
まえばよしあき
うさぼんぬ
左手のアレンジの種類
左手の使い方やアレンジについての質問は、本当に多いんです。
左手は基本的にルートを担当しますが、それだけではありません。
右手の和音を補助したり・・・
右手の合いの手で入れたり・・・
など、いろんな使い方ができます。
まえばよしあき
まず、もっとも基本的な音使いのパターンを6つに絞ってみました。
これらは左手アレンジの基本中の基本になるので、ここからスタートすると良いと思います。
ルート単音
こちらはすでにご紹介した通り。
このようにシンプルなサウンドをつくる時に適しています。
いろんな使い方ができますが、主に曲が静かな部分で使うことが多いです。
ルートオクターブ
左手の親指と小指(たまに薬指)で、同じ音をオクターブで鳴らします。
曲に迫力を出したり、盛り上がるときなどに使うことが多いです。
右手と左手の音域を広くすると、迫力がアップしてゴージャスなサウンドになります。
ルート+5度+ルートのアルペジオ
ピアノならではの演奏方法です。
最もスタンダードで、必ずマスターしておきたい奏法です。
バンドのベーシストが弾いている音も、「ルート+5度の組み合わせ」がとても多いです。
ウワモノのコード楽器の邪魔をせず、サウンドの安定感を作れるので使い勝手が良いのです。
3度の音を使うこともありますが、ちょっと難易度があがるのでまたの機会に・・・
コードトーン
左手でコードを押さえるには、ちょっとコツがいります。
入門編で「左手でコードを〜」とよく聞きますが、普通に使うだけでは音楽的になりづらいので注意が必要です。
コードを鳴らすという点だけで見ればわかりやすいのですが、左手でコードを使うときは、音域と転回形を考える必要があります。
解説のために基本形で弾いていますが、上は良いアレンジとは言えません。
コードトーンをの使い方は続編で解説します。
ルート+5度
コードの3度の音を省略した形で、少しすっきりした響きになります。
音域を下げると重厚感のある響きになりますね。
まえばよしあき
こちらも使い方にはコツがいりますので、続編で解説していきます。
ルート+3度
コードの5度を省略した形です。
音域によってはきれいな響きになりますが、音域が低すぎるとにごりやすくなります。
ルートを追従して3度を鳴らすことでサウンドに違和感が出やすく、使い方には注意が必要です。
解説のために基本形を元にしていますが、上記も良いアレンジとは言えません。
こちらも続編で使い方を解説していきます。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
左手の基本的なアレンジの種類の紹介をしてきました。
実際のアレンジではこれらの組み合わせで作られることが多いです。
そのためにも、まずは基本的なパターンを知ることから。
次回はそれぞれの使い方について解説していきます。
うさぼんぬ
- 左手の基本的な役割はルートを弾くこと。
- 左手は、右手のコードの補助的や合いの手的に使うこともある。
- 左手の使い方は多岐にわたるが、まずは基本的な使い方を覚えるべし。
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