「バンドキーボーディスト」解説シリーズ
バンドキーボーディストのアレコレを解説していくシリーズです。
バンドキーボードはぜひマスターしておきたい「スプリット」についてお話しです。
キーボーディストなら2台同時演奏にも憧れがあるのではないでしょうか?
うさぼんぬ
でも、機材を運ぶのが大変だったり、準備やセッティングにも時間がかかりそうですよね。
そんな時に便利な「スプリット機能」の解説です。
たった1台のキーボードでも2台以上の演奏を再現できるマストスキルです。
ぜひ習得してください!
うさぼんぬ
スプリットとは?
スプリットとは「分ける」という意味です。
シンセサイザーでは、鍵盤の右半分はピアノ・左半分はベースという風に違う音色を設定することができます。
この機能のことをスプリットと呼びます。
スプリット機能のメリット
1台のキーボードで複数の音が同時に鳴らせる
バンドキーボードは1曲の中で、複数の音色を演奏することがあります。
特に同時に違う音色を弾く場合、2台以上キーボードが必要になったりします。
そこで便利なのがスプリット機能。
キーボードに複数の音色を設定しておけば、1台で演奏が完結できるわけです。
持ち運びも楽になり、セッティングの手間も減らせます。
音色や音量まで保存可能
2台以上のキーボードを使う時、ボリュームバランスを気にしなければいけません。
その都度調整することになるので、とうぜん準備にも時間が必要。
スプリット機能はキーボード内部でその設定を保存しておくことができるので、いちいち設定をメモする必要もありません!
スプリットの設定方法
では、実際にスプリット機能の設定方法を解説します。
うさぼんぬ
まえば
使う音色をリストアップする
まず、楽曲内で演奏する音色をリストアップしてみましょう。
うさぼんぬ
- ピアノ
- ストリングス
- ベル
まえば
それぞれの音色の演奏する音域を把握する
では、それぞれの音色の演奏音域を書き出してみましょう。
うさぼんぬ
まえば
音色それぞれをキーボードに割り当てる
設定方法は人それぞれ、弾きやすさなどによって変わります。
今回はもっとも弾くピアノの音色を真ん中から下に設定してみました。
残りの音域にストリングスとベルを割り当ててみましょう。
こんな風にすることができますね!
今回の場合、ベルをもっとも高い音域に割り当てると、ベルの音が高すぎることになります。
逆にピアノは低すぎますね。
そんな時はベルの音色をオクターブ下げたり、ピアノのオクターブをあげたり。
希望通りの音がなるように調整していきましょう。
設定した内容に問題がないかチェック
スプリットの設定内容をチェックするのに一番よいのは、曲を通して演奏してみることです。
通して演奏してみると、いろんな気づきがあります。
- 音域の足りる・足りない
- 音量バランス
- 各音色の質感やエフェクト有無
などなど。
気づいたことを微調整していけば、セッティングは完了です!
実際にスタジオで使ってみて、思い通りの演奏が再現できるかやってみましょう。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
スプリット機能はバンドキーボーディストにとっては必要不可欠だと思います。
同期演奏が当たり前になりましたが、同期演奏にはテンポに縛られた演奏しかできないというデメリットもあります。
そういう意味で、手弾きでたくさんの音色を再現できることはとても貴重です。
すばらしい機能なのでぜひモノにしてください!
うさぼんぬ
- スプリット機能とは、鍵盤上で複数の音色を分けて設定できる機能。
- 1台のキーボードで複数の音が同時に鳴らせる。
- 音色や音量など細かい設定まですべて保存可能。
- 持ち運びやセッティングが楽になる。
- 音色設定するときはオクターブ変更を活用するべし。
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