こんにちは。キーボーディストのまえばよしあき（@maebayoshiaki）です。
前回は、セカンダリードミナントの実用方法について解説してきました。
【ピアノ・キーボード】おしゃれコードマスター！／中上級②セカンダリードミナント（中編）
まえば
今回は、セカンダリードミナントをさらに効果的に使える方法をご紹介します。
うさぼんぬ
▶︎もくじ
セカンダリードミナントの応用方法
セカンダリードミナントの応用とは、「どのように置換えるか」がポイントです。
V7置き換えでご紹介した内容がそのまま使えます。
【ピアノ・キーボード】おしゃれコードマスター！／中級⑨コード進行（V7置換）
IV/V化・IIm7/V化
V7は「IV/V化・IIm7/V化」することができましたね。
セカンダリードミナントでも同じ方法が使えます。
ツーファイブ
ツーファイブとは、V7（ドミナント）の前にIIm7（サブドミナント）をつけコード進行に動きを加える手法でした。
まえば
V7を「IIm7ーV7」と変化させたり、「IIm7ーV7」をV7に変化させたりすることもできます。
セカンダリードミナントでも雰囲気に合わせて使ってみましょう。
オーギュメント（aug）
セカンダリードミナントでも、V7からオーギュメントへ置き換えができます。
ただし、響きにかなり特徴があるので、メロディーやサウンドを邪魔しないように使うことが大切です。
オンコード
そして、注目したいのがオンコードです。
オンコードとは、コードのルートを変化させることでコードの響きを変化させる方法でした。
セカンダリードミナントをオンコード化することで、コードとのつながりが滑らかにすることができます。
この後ご紹介する使い方に注目していきましょう。
以上、４つのパターンの組み合わせると、飛躍的にオシャレサウンドに変わっていきます。
実際にコード進行を見ていきましょう。
これができればセカンダリードミナントマスター！
前回ご紹介したセカンダリードミナント進行にアレンジを加えてみました。
BEFORE・AFTERで見ていきましょう。
パターン①
BEFORE
AFTER①
２小節目E7をオンコードにすることで、３小節目に向けて半音ずつベースが動いています。
この半音階の動きが、コード進行に流れを作り出しています。
まえば
AFTER②
２小節目の「F/G」を「Bm7(b5)」に変えて、ツーファイブ化してみました。
メロディーや曲の雰囲気を損なわなければこれくらい思い切ってもかっこいいでしょう。
まえば
AFTER③
ぼくも大好きな「オーギュメント」です。
E7とはまた違った雰囲気でかっこいいですね！
パターン②
BEFORE
AFTER
オンコードとオーギュメントを混ぜてみました。
ベースラインに動きが加わり、オシャレ度が増しましたね。
パターン③
BEFORE
AFTER
こちらもオンコードの応用です。
ベースラインが下降するようにオンコード化させると、コード進行に流れができますね。
パターン④
BEFORE
AFTER
最後は詰め込みました笑。
１小節目はA7のIV/V化、２小節目はツーファイブ、３小節目はツーファイブに加えてIIm/Vにしてみました。
ここまで詰め込めたら、セカンダリードミナントマスターですね！笑
この記事のまとめ
いかがでしたか？
３回に分けてセカンダリードミナントについて解説してきました。
ここまでご紹介した内容は、現在のポップスでめちゃくちゃよく使われています。
まずは実際に楽器で鳴らしてみることで、響きの特徴を理解できるようになります。
どんどん使ってオシャレコードマスターになってください！
うさぼんぬ
この記事のまとめ
- V7置換は、そのままセカンダリードミナントでも使える！
- ベースラインに流れが出るようにオンコード化することで、より充実した響きが作れる。
- 手法はさまざまだが、あくまでもメロディーとサウンドを第一に使うこと！
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