ピアノでコードを学習する前にやるべきこと【コード挫折者へ】

キーボーディストのまえばよしあき(@maebayoshiaki)です。

 

「コードは難しい」という話をよく耳にしますが、コードを丸暗記しようとしていませんか?

ちょっと残酷かもですが、丸暗記しようとする人は高確率で挫折します。

理由は単純で、コードは単体では機能しないものだからです。
楽曲があり、旋律があってはじめて機能するものです。

英語も単語だけで機能しませんよね。
文脈になってはじめて機能し、理解できるものです。

というわけで、
コード挫折者のお役に立てればと思いシタタメてみました。

参考になれば嬉しいです。


結論:コードを学習する前にスケールを学ぶべき

ずばり、コードを学習する前に「スケール」を学ぶべきです。

理由を説明します。

コードってそもそも何か

「コード」とは「和音」のことなのですが、和音とは「ハーモニーを形成する複数の音」ですよね。

ハーモニーとは音楽三大要素のひとつ。

音楽の三大要素
  • メロディー
  • ハーモニー
  • リズム

ハーモニーはメロディーを音楽的に聞かせるための構成音と考えておきましょう。

そして、構成音は楽曲の「キー(調)」によって決まります。
キーを構成するのが「メジャースケール」と「マイナースケール」と呼ばれるスケール(音階)です。

スケールについては説明が長くなるので省略しますが、まずは「メジャースケール」を覚えておけば大丈夫です。
メジャースケールがわかれば、マイナースケールの理解もスムーズになります。

旋律(メロディ)と和音(ハーモニー)に分けて考える

次に和音と旋律の違いを見ていきます。

  • 旋律(メロディー):音楽の最も中心的な要素。単音による音の高低・長さで成り立っている。
  • 和音(ハーモニー):同時に響く高さが異なる複数の音。

つまり、旋律(メロディー)は「単音で順番鳴らしたもの」、和音(ハーモニー)は「同時に複数の音を鳴らしたもの」ということです。

楽曲で使われている音はスケールの音である

楽曲で使われている音はメジャーorマイナー・スケールでできているよ、ということなので、

スケールの音を順番に鳴らせば曲のメロディーになり、
同時に鳴らせばハーモニー(すなわちコード)になるということです。

例えば・・・

Key=C(ハ長調)のメジャースケールは「ドレミファソラシド」ですが、それぞれの音を一つ飛ばしで同時に鳴らすとコードが作られることがわかります。

 

※例:「ド・ミ・ソ=C 」や「ファ・ラ・ド=F」など

メジャーorマイナー・スケールで構成されるコードのことを「ダイアトニック・コード」と呼びます)

ここまでの話から、スケールを覚えてからコードを学んだほうイメージがしやすくなることがわかります。

 

では、どうやってスケール練習をすればよいかを説明します。


スケールの練習方法

スケールには色んな種類がありますが、ここではメジャースケールとマイナースケールにしぼってお話しします。

メジャースケールというのはおなじみの「ドレミファソラシド」のこと。
対してマイナースケールには3種類あります。

マイナースケールについて
  • ナチュラル・マイナースケール
  • ハーモニック・マイナースケール
  • メロディック・マイナースケール

当然ですが、いきなり全部を覚えるのは大変です。

メジャースケールとナチュラル・マイナースケールは構成音が同じなので、まずメジャースケールを覚えてしまうのがよいですね。

それ以外のマイナースケールは後からでも問題ありません。

 

おすすめはハノンの39番

ピアノ練習曲のハノンの39番にはメジャー・マイナースケールの練習曲です。

まず「長調」と書かれているものから、該当の曲のキーのものを選んで練習してみてください。
(おすすめは全部のキーをやることですが、好きな曲のキーだけでもよいと思います^^)

  1. メジャースケール:●dur(●長調)
  2. ハーモニック・マイナースケール:1.●mol(●短調)
  3. メロディック・マイナースケール:2.●mol(●短調)

こんな順番で練習するとよいですね。

ハノンでは4オクターブの往復になっていますが、最初は2オクターブでも十分です。
(あとはその繰り返しなので)

テンポも、最初は自分が弾けるテンポで練習してみましょう。

スケールを練習するもうひとつのメリット

何より「適切な指使いが身につく」ということだと思います。

初心者は運指がわからないはずなので、適切な指遣いで覚えていく必要があります。
そのためにもハノンのスケール練習はうってつけです。

指番号まで丁寧に振られているので、ぜひ活用してみてください。


まとめます

  1. キーはスケールの構成音で決定されている
  2. 楽曲には必ずキー(調)があり、メジャーorマイナー・スケールで構成されている
  3. スケールを覚えると、必要なコードの構成音が見えてくる

コードは「丸暗記」するものではないということがおわかりいただけましたでしょうか。

丸暗記はいわば「点」で覚えるようなもの。スケールから覚えれば「線」で理解することができます。

最初は好きな曲を選び、その曲のキーからスケールとダイアトニックコードを学ぶと入りやすいです。

これだけでも一曲の7〜8割のコードは網羅できると思います。
足りないものは都度身につけていけばよいだけ。

これを繰り返していくとたくさんの曲のコード進行が学べたり、共通点が見えてきて楽しくなりますよ^^

ぜひ、参考にしてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

おわり。

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