3分でわかる!マスターリズムの作り方

キーボーディストのマエバヨシアキ(@maebayoshiaki)です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

さて、今日のお話しは

3分でわかる!マスターリズムの作り方

というテーマでシタタメていきたいと思います。

「マスターリズム」ってご存知ですか?

バンドのスタジオやライブ・セッションなどで使用されている譜面は、
クラシックやバンドスコアのように、ひとつひとつの音まで指定している譜面は基本的に使いません。

  • 曲の構成や進行(リハーサルマークやリピートマークなど)
  • コード
  • 必要最低限のメロディーやリフ、フレーズ
  • キメ

といった【曲を成立させるための必要最低限の情報が書かれた譜面】を使用します。
これが「マスターリズム」とよばれるものです。
バンドやセッションでは、ほとんどこの形式が用いられます。
#音符書いてないことよくある

譜面そのものには「音楽の再現」という目的がありますが、
マスターリズムはそこに【プレイヤーさんの裁量や個性を発揮するために、あえて演奏内容を指定しない】という特徴があります。
#決め事を極限まで減らしている

ということは、
プレイヤーは記載されている情報で、展開を創造して演奏しなければいけないわけですが・・・

それを実現しているのが「コード」というわけですね。
「コード」というアルファベット記号にはそれだけの演奏を生み出す情報が秘められています。
#そんなお話は下の記事をどうぞ(↓)

http://4ch.site/2020/08/21/chord_merit/

マスターリズムをつくるのに用意するもの

では実際にマスターリズムを作ってみましょう。
用意するものはこれだけ。

  • 五線紙
  • ペン(消せるもの) or 鉛筆&消しゴム

もし、すでに演奏したい曲のスコアや歌本があるようだったら用意しておいてください。

五線紙

五線紙はノートでもプリントアウトしたものでも大丈夫。
#ご自由にお使いください
個人的には12段〜14段のものがおすすめです。

ペン

ペンは消せるものを使いましょう。

フリクションボールペンのような消せるボールペンか、
鉛筆・シャーペンなどが良いです。

最近の僕はシャーペン派です。
「2Bの芯(太さ1.0)」を使用しています。
#ちなみにフリクションボールペンなら0.5mm派


ボールペンと修正テープでも良いのですが、
書き直しが増えると譜面が汚くなりやすいので個人的にはおすすめしません。
#好みの世界

マスターリズムをつくってみよう

大きく分けてこのような手順になります。

  1. 曲名・作者名・キーを書く
  2. ト音記号と調号・拍子を書く
  3. 小節線を書き込む
  4. リハーサルマークやリピートマークを書く
  5. コードを書き込む
  6. キメやシンコペーションなどのリズムを書き込む
  7. メロディーやフレーズなどの音符を書き込む

ひとつずつみていきましょう。

1.曲名・作者名・キーを書く

最初に曲名、作者名、キーを書きましょう。

一番最後に書く人もいますが、僕は個人的に気持ちが入りやすいので一番最初に書きます。
#お好みで

キーは右上の余白などに「Key=C」という風に書きましょう。
#キーを記述する理由とはこちらの記事もおすすめ(↓)

http://4ch.site/2020/08/08/desertisland/

2.ト音記号と調号・拍子を書く

譜面として機能させるための最低限の情報として、冒頭にト音記号と調号を書き込みましょう。

調号はフラット(♭)やシャープ(#)のことです。
キー(調)に合わせて書き込みます。
#キーがEなら#4つとか

拍子は何拍子の曲かを示す記号です(4/4や6/8など)。

小節線を書き込む

注意点が3つあります。

  • 基本的に一段4小節になるように小節線を書く
  • ブロックの変わり目(最初と最後)は二本線にする
  • ブロックのスタートは段の最初の小節にする

小節足らず・余りになった時も潔く次の段に進んでしまってOK、余った部分は斜線を引いてしまいましょう。

こうすることで、プレイヤーさんが初見でも曲を追いやすくなります。

リハーサルマークを書く

書き方は色々ありますが、一般的なものを紹介します。

ブロック 書き方
イントロ Intro
Aメロ A・A’
Bメロ B・B’
サビ(Cメロともいう) C・C’
Dメロ D
ソロ Solo・Gt.Solo・Pf.Solo など
間奏 間奏・Inter
エンディング・アウトロ Ending・Outro

#同じ構成が2回以上登場する場合にダッシュを使用したり、2Cや3Cと記載することも。

ブロックの始まりは必ず段の最初の小節にきているはずなので、
上記の名称を□で囲み、各ブロックの最初の小節の左上に書きます。

リピートマークやD.S.(ダルセーニョ)・コーダを使うことで、曲の進行を示しつつ省略することもできます。

小節数が多くなりすぎる場合は、こういった記譜方法をどんどん活用していきましょう。

もちろんリピートマークを使用せずに書いても問題ありません。
プレイヤーさん目線で読みやすいかを考えておくのが大切ですね。

 コードを書き込む

ではいよいよコードを書き込みましょう。

コードは、五線の上に拍ごとに記入します。(4拍ごと、2拍ごと、1拍ごとなど)

シンコペーションなどで8分音符の裏でコードが切り替わることもありますが、
基本的には頭拍(強拍)にコードが来るように書くとわかりやすいと思います。

キメ・シンコペーションなどリズムを書き込む

コードまで書き込んだら、キメを書きます。

まず「キメ」を書きましょう。

キメとは・・・

曲中で一瞬ストップしたり(ブレイク)、全員で同じフレーズを弾いたりなど、曲にアクセントをつけるためのフレーズのこと。又、ライブで動きを合わせたりするなどのアクションのキメもある。

(Weblio辞書より引用)

余り聞きなれない言葉かもしれませんが、楽曲には必要不可欠な要素なので覚えておきましょう。

次に「シンコペーション」を書き込みます。

シンコペーション(syncopation)とは

西洋音楽において、拍節の強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすことを言う。 主に、弱拍の音符を次の小節の強拍の音符とタイで結ぶ、強拍を休止させる、弱拍にアクセントを置く、の3つの方法がある。 俗語として「食う」と表現する場合もある。

(Wikipediaより引用)

ようは【裏の拍(8分や16分など)にアクセントをつけることで、曲にスピード感を与えたり躍動感を与えるテクニック】です。
「食う」という言い回しは覚えておきましょう。
#頻出
#みんな「ここ食おうよ」とか「そこ食って」とかいいます

この「キメ」や「シンコペーション」を音符ではなく音符の旗だけで記入することで、
リズムの流れがわかりやすくなります。

メロディーやフレーズなどの音符を書き込む

そして、いよいよメロディーやフレーズを書き込みましょう。

ここで書くのは歌メロではなく【最低限演奏してほしいメロディーやフレーズ】を書きましょう。
イントロや間奏、ソロはもちろん、歌中のオブリガード(裏メロ)など、ですね。

実際のマスターリズム例

ちょうど「#僕の朝練」で使用したマスターリズムがあったので貼っておきます。

曲はこちら。

で、譜面はこちら。
#雑でごめんなさい

本当に最低限しか書いてないです。
でも、これがあればスタジオでみんなで演奏ができます。

忘れちゃいけないデモ音源の存在

マスターリズムでいくら構成やコード進行がわかっても、肝心の曲がわからなければ演奏はできません。

マスターリズムは【音源とセットではじめて成立】します。
できるだけ早く、同じタイミングで用意してあげましょう。
#バラバラに届くとプレイヤー側が大変

まとめると

演奏の準備として、自分用の譜面はもちろん大切ですが、
【一緒に演奏している人にとってわかりやすい譜面であること】がもっともっと大切です。

譜面の書き方について多少の個人差があるものの、
説明&納得できるマスターリズムづくりは日頃から気をつけておきたいところですね!
#読める字で書くとかね(自戒)

というわけで、

3分でわかる!マスターリズムの作り方

についてシタタメてみました。

バンドにセッションで間違いなく重宝します。
ぜひ使ってみてください🤗

それでは、今日もよい1日をお過ごしください。

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