大人のコード・スタディ

ゼロからはじめる「大人のコード・スタディ」 – #12 コード進行テクニック②

こんにちは。マエバ(@maebamusic)です。

前回は「ダイアトニックコードに変化をつけてより曲をドラマティックにできる」というお話でした。

前回のおさらい
  • 3度の音を4度にして帰着を遅らせる「sus4」
  • トアイアドで満足できないときには「add9」
  • よりドラマティックな響きをつくる「オンコード」
うさぼんぬ
うさぼんぬ
聞いたことがある響きだったな
王道とも言われる手法なのでどしどし使っていこう!

ここまでのおさらい

では、ここで一度これまでのおさらいをして見ましょう。

  • 音に12種類の音があり、名前がある
  • メロディーや和音の秘密は音程にある
  • スケールとは半音・全音の組み合わせでできている
  • ドレミファソラシドが最も基本=ダイアトニック・スケール(メジャースケール)
  • ダイアトニック・スケールをどの音から始めるかで曲のキー(調)が決まる
  • ダイアトニック・スケールで構成されているコードをダイアトニック・コードという
  • ダイアトニック・コードには三和音と四和音がある
  • ダイアトニック・コード7つにはそれぞれ役割がある
  • 主要三和音(トニック・ドミナント・サブドミナント)が楽曲の軸になる
  • 主要三和音はそれ以外のダイアトニックコードに置き換え可能=代理コード
  • 代理コードを混ぜて使うことで曲に雰囲気が生まれる
  • ダイアトニックコードに変化をつけてよりドラマティックに(sus4、add9、オンコード)

ざっとですが、こんな感じのお話をしました。
振り返ってみると、かなり濃い内容だったと思います。

そして、ここからお伝えしていくのは実践で使えるお話です。

今回はまず「コードの転回」についてお話をしていきます。
コード理論をより深く知るために大切なお話ですが、
コード理論というよりアプローチに近い内容です。

コードの転回とは

「転回」という言葉は、あまり耳馴染みがないかもしません。

くるりと回って、方向を変えること、また、方向が変わること。
「百八十度―」(正反対の立場に変わること)

といわれても、ピンと来ないですよねえ。。

というわけで、まず音を聞いてみましょう。

実は前回お聞かせしたコード進行は、
違和感なく響きを感じてもらうためにすでにコードの転回をしたものでした。

まず前回の音源を聞いてみましょう。


 

次に転回させていないもの聞いてみましょう。

デコボコというか、ジグザグというか、とても不自然な演奏ですよね。

この不自然さをなくすのが「コードの転回」という手法です。

コードの転回の種類

コードの転回は和音の数だけパターンがあります。
三和音なら3パターン、4和音なら4パターンですね。

三和音の転回

まず、最も標準となる形が「基本形」と言います。

基本形のルートの音を1オクターブ上にあげると「第一転回形」になります。

「第一転回形」の3度の音をさらに1オクターブあげると「第二転回形」となります。

三和音の第二転回形は、基本形の5度の音を1オクターブ下げたものと同じ構成です。
自分が見つけやすい考え方で使ってみてください。

四和音の転回

四和音も考え方は三和音の時と同じです。

という風になりますね。
4和音なので「基本形」「第一転回形」「第一転回形」「第一転回形」の4種類があります。

転回形は暗記するというより、
実際に演奏して、コードの転回を使いながら、響きを感じながら覚えて行く感覚です。

丸暗記しようとすると挫折しかねないので、
好きな曲を演奏しながら少しずつ身につけていくと良いでしょう。

まずは、転回して演奏することでより自然な演奏になる、ということを押さえておいてください。

コードの転回で得られる効果

「コードの転回は手法」と書きましたが、実は弾きやすくするだけではないんです。

それぞれの転回形によって響きに違いがあるということです。

追求していくと終わり見えないので今回は割愛しますが、
転回をさせることは響きそのものをコントロールする技術でもあります。

実際に音を鳴らしてみて、それぞれの響きを感じてみてください。

どの響きが好きか。
この響きはどんなときに使ってみたいか。

など、妄想しながら使うことが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

言葉だけ聞くととても難しく感じるかもしれませんが、
実際に楽器で音を出してみると案外そうでもありません。

演奏していくと、自分が好きな響きや自分が弾きやすい形が見えてくるので、
楽しみながら少しずつ慣れていくといいでしょう。

次回はこれまでご紹介してきたダイアトニックのアプローチから脱出するためのテクニック、
「ノンダイアトニック」についてお話します。

最後までお読み頂きありがとうございました!