大人のコード・スタディ

ゼロからはじめる「大人のコード・スタディ」 – #11 コード進行テクニック①

こんにちは。マエバ(@maebamusic)です。

前回はダイアトニックコードだけでドラマティックな展開をつくる「代理コード」についてお話をしました。

前回のおさらい
  • ダイアトニックの主要三和音の以外は代わりになれる=代理コード
  • 代理コードを使うと一気に曲がドラマティックになる
うさぼんぬ
うさぼんぬ
ドラマティックになってびっくりした

今回は、ダイアトニック・スケールで作れる、さらにドラマティックはコードテクニックを紹介します。

sus4(サスフォー)

sus4(サスフォー)は「suspended fourth」の略称です。
suspendは日本語で「一時停止、吊るす、浮かす」などといった意味がありますが、

このコード、3度の音の代わりに4度を使用して、
基本的にはsus4(4度)の音は3rd(3度)に向かう動きに使われるのが特徴です。

実際に音を聞いてみてください。


先ほどの日本語で例えると、
「吊るして落とす」や「浮かせて置く」といった一時的に経由するような感覚が近いかもしれませんね。

使用上の注意

三和音は4種類しかないとお話していましたが
sus4は和音というより手法に近いため、基本的な三和音に含まず考えられることが多いです。

sus4は、三和音でも四和音でも使うことができます。
といっても、全てのコードで使えるわけではありません。

メジャーコード・マイナーコード・セブンスコードで使用するのが一般的で、
メジャーセブンスのときはあまり使用しません。
また、4度と5度の音が半音になる場合は、音が濁ってしまうので注意が必要です。

例)ダイアトニック・コードの場合

Ⅰ△ →◎
Ⅱm7 →◎
Ⅲm7 →◎
Ⅳ△ →×
Ⅴ7 →◎
Ⅵm7 →◎
Ⅶm7 b5 →×

という風になります。

add9(アド・ナインス)

addは「追加する、足す」といった意味があります。

add9(アドナインス)は、
メジャー・マイナーのトライアドに9thの音を足したコードです。
9thの音は2度の音を同じなので、add2と表記する人もいます。

一般的に9th(ナインス)と呼ばれるコードは、セブンスコードに9thを足したときに使われます。add9thは9thと区別するために使われています。
ちなみに、メジャーセブンスに9thを足した場合は、メジャーナインスと呼ばれます。

というわけで、add9はトライアドに足して使うと覚えておきましょう。

使い方のポイント

C△の場合、ご紹介します。

まずは標準の音「ド・レ・ミ・ソ」です。

これだけでイントロに使われていそうな、雰囲気がある響きですね。

①レの音を1オクターブあげて、ド・ミ・ソ・レにする。

トップの音(一番高い音)をadd9の音にすることで、三和音・四和音ではつくれない響きができます。

これも、とてもキレイな響きです。少し切ない印象です。

②ド・レ・ソとして、ミの音を外す

ド・レ・ミ・ソと四和音にして鳴らすこともありますが、
押さえ方や音域によって響きが濁る場合など、3度の音(ミの音)を外すことがあります。
(omit3と表記をする場合もあります。)

都会的で洋楽的な響きになりますね。

③ソ・ド・レ・ソ

②の応用です。5度の音を1オクターブ下に加えることでより重厚な響きになります。

力強いバッキングをしたいときにおススメです。

 

このように色んなテクニックがありますが、使い方に決まりはありません。
ケースバイケースです。

自分好みの押さえ方を覚えておくと演奏にバリエーションが作れるので、覚えておくといいでしょう。

また、ルートと9thの音が半音になる場合は使用できませんので注意が必要です。
実際に響きを聞きながらつくってみましょう。

オンコード

コードのルート音を、違う音にして弾く手法です。
オンコードは別名「分数コード」とも言います。

色んなパターンのオンコードがあるので、ここでは代表的なものを紹介します。

①Ⅱm7/V

ドミナント(Ⅴ7)やトニック(Ⅰ△)に向かうときに使える手法です。
より壮大な展開をつくることができます。

 

②Ⅴ7/Ⅳ

Ⅲm7に向かうときに使われることが多い手法です。
グッとくる響きが特徴です。

 

オンコードの表記について

上下に分数のように書く場合やDm7/Gと書く場合、またはDm7onGと書くこともあります。
人によって書き方が違いますが、全く同じものです。
いろんな譜面を見ると少しずつ慣れていきますよ^^

実際に使ってみよう!

では、前回紹介したコード進行にこれらのテクニックを入れてみましょう。

どうでしょう?ダイアトニックの中だけでさらにドラマティックになりました!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ダイアトニックで使えるコード進行やテクニックは、これでかなり網羅できています。

まだまだ手法はありますが、ここまでご紹介したものだけでも
作曲・アレンジ・演奏に活かしていける内容なのでぜひトライしてみてください。

次回はコードの転回についてのお話をします。
これこそが「自由に演奏するためのテクニック」に繋がる内容です。お楽しみに!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

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