大人のコード・スタディ

ゼロからはじめる「大人のコード・スタディ」 – #09 コード進行の基礎を学ぼう①

こんにちは。マエバ(@maebamusic)です。

前回はダイアトニック・コードの4和音についてお話ししました。

前回のおさらい
  • ダイアトニック・コードを4和音にする
  • ディグリーネームに置き換えるとトライアドとパターンが違う
  • 4和音の音程構成(基本的に長3度と短3度の組み合わせ)
  • 4和音は種類が増える

といったお話でしたね。

うさぼんぬ
うさぼんぬ
音が一個増えるだけで急に難しくなったぞ
確かにね。でも全てを4和音にする必要はなくて、要所で使うのがポイント。実際のコード進行の流れで見ていこう!

さて、今回はコードで曲の流れをつくる「コード進行」についてお話をしていきます。

コード理論を学ぶ目的

ここで一度立ち返りたいのですが、コード理論を習得する目的についてです。

「何をここまで来て・・・」と思うかもしれませんが、
コード理論を学び始めると「こうしなくちゃ・・・!」とか
「名前をしっかり覚えなくちゃ・・・!」と頭でっかちになりがちなのです。

コード理論は「ツール(道具)」なんです。

紙を切るならハサミやカッターを使います。
手でも切ることはできますが、道具を使ったほうがキレイで早いですよね。

音楽も同じです。

コード理論は「演奏・作曲・アレンジのより自由に楽しく表現するためのツール」でなのです。

このあたりにあってくると頭がパンパンになってしまいます。
だからこそ今一度コード理論を習得する目的を確認してみました。

絶対抑えておきたいコード進行

前置きが長くなりましたが、
まず、コード進行を理解するために絶対抑えておきたい進行をお話しします。

ダイアトリック・コードには7種類ありますが、それぞれが役割を持っているんです。

まずこちらの図をご覧ください。

ダイアトニックコードの一覧ですが、最も大切な三つのコード「主要三和音」と呼ばれるものがあります。

最も安定している「トニック・コード」

1度メジャーセブンスは、調(キー)を決めている音なので、すなわち「基準の音」になります。
一度の音をルートにして構成されたⅠ△やⅠ△7のことを「トニック・コード」と呼びます。

「トニック・コード」はダイアトニックの中で最も安定しているコードであり、絶対的な基準となるコードです。

最も不安定な「ドミナント・コード」

安定の「トニック」に対する不安定なコードは、Ⅴ7の「ドミナント・コード」です
不安定な響きなので「安定したい、落ち着きたい」という力が働くコードです。

そのため、ドミナント・コードはトニック・コードに行きたがります。
このドミナント→トニックの動きを「ドミナントモーション」と呼びます。
別名「解決する」とも表現します。

音楽的な用語で表現なので違和感がありますが、
「不安定な状態が落ち着く感覚」と思っておくといいでしょう。

トニックとドミナントの真逆の相反する関係が、
楽曲の起承転結を作ってくれています。

どんな物語もストーリーがあるように、音楽にもストーリーがあります。
ストーリーとは「起承転結があるもの」です。

このトニックとドミナントの関係が楽曲のストーリーを作るための軸になります。

やや不安定な「サブドミナント・コード」

そしてもう一つ、ドミナントに対して「サブドミナント・コード」と言われるものがあります。

「サブドミナントとは4度メジャーセブンスであるのⅣ△7のこと」です。

ドミナントほど不安定ではないけど、
やや不安定であることからこの名前がついたと思われます。

この「どちらとも言えない」感じの響きがストーリーに面白みをもたらしてくれます。

三つ揃って「主要三和音」

トニック・ドミナント・サブドミナントの三つコードのことを「主要三和音」といいます。

この主要とは、楽曲にとって主要=必要ということです。
基本的に楽曲にはこの三つのコードが使われていると思っておいてください。

実際に響きを感じてみよう

では実際にそれぞれの響きを聞いてみましょう。

ドミナント→トニック


学校の朝礼でよく聞いた「起立、礼、着席」のあの進行です。

G7の時に不安定な感じがしませんか?
(4和音にすると響きが感じづらいため、3和音にしています。)

なぜ不安定なのか、それは構成音に秘密があります。

トニックに行きたくさせる「トライトーン」という音程

Ⅴ7とⅠ△への動きについて注目してみましょう。

G7の「F(ファ)=7度」と「B(シ)=3度」が、あ
C△の「E(ミ)=3度」と「C(ド)=1度」に働きかけています。

音の並びを転回させても同じような感覚が得られます。

この3度と7度の音程のことを「トライトーン」と呼びます。
全てのセブンスコードの3度と7度の音はこのトライトーンでできています。

「トライトーンがトニックに向かわせたくさせる」と覚えておきましょう。

サブドミナント→トニック

サブドミナントにも「ドミナント」という言葉を含んでいるので、トニックに向かわせたくなる響きがあるはずです。

賛美歌で使われている「アーメン」の進行そのものですね。

ドミナントほどの不安定さはありませんが、ゆるやかにトニックに向かいたくなる響きをしていることが分かるかと思います。
(4和音にすると響きが感じづらいため、3和音にしています。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

こんな風にコードを並べていくと、コードの流れ=進行が生み出されるわけです。

まだ、曲に発展していくイメージが見えないと思いますので、
次回はこれをより具体的に楽曲に発展させていってみましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

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